さてさて、前回の続きですよ。
なぜに、変数が必要か
この「空き箱」に例えられる変数がなぜに必要
か、プログラムを書くことで証明してみましょ
う。
全体としては、こんな感じになります。
void Start()
{
//箱を作る
int a;
int b;
int c;
//箱に数値を入れて
a = 5;
b = 3;
c = 0;
//足し算
c = a + b;
Debug.Log(c);
//引き算
c = a - b;
Debug.Log(c);
//元の数字は
Debug.Log("元の数字は"+a+"と"+b+"と"+c);
}
どうでしょうか?
cの役割である計算結果は変化しますが、
aとbの変数の中身は変化しません。
このようにある一定の「状態」や「値」を保
持するのに、空き箱(変数)の存在は大変有
効です。
変数にはルールがありまーす
それでは、次のプログラムを。
aがfloatという小数を入れる箱になってます。
その中に、5.5f(fは小数だよ!という意味)
という値を入れています。
//箱を作って
float a;
int b;
float c;
//それぞれの箱に数字を入れます
a=5.5f;
b=3;
//足し算をして
c=a+b;
//表示させます。
Debug.Log(c);
あれれ?うまく行きません。
計算結果が保存されるのがcですね。bは整数型
intですから、計算相手が小数floatの場合は計算
ができないのです。
実は、変数では違う種類の中身を計算したりす
るに工夫が必要になります。
なので、
・なるべく同じ形の箱同士で計算するか。
※これが一番いいです。
例)
float a;
float b;
float c;
a=5.5f;
b=3.0f;
・箱の種類を変換するか
※キャストっていいます。難しいです。
同じfloatにしちゃえば問題ないって考え方です。
例)
c=(float)(a+b);
それでは、この続きは次回に!