にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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pythonで学ぶ超初心者プログラミング (7)変数型と連結


プログラミング超初心者向けの連載です。

この講座の目標は高校生が「共通テスト」ないしは「基本情報処理
技術者」でPythonライクな疑似言語に困らないレベルにすること。

もちろん、他の言語を学ばれた方にも「Python」に馴染んでいただ
けるような内容にできたらと考えています。

Python+VSCの組み合わせでやっています。環境設定は過去記事を
ご覧ください。

割り切れるのになぜfloat?

前回の疑問ですが、一言でいえば「仕様」になりますが。
割り算であれば小数以下が出てくる・・・確率が高いので
そうしてるんだろうなあ。と、想像しています。さて、今
回は計算結果を好きな型に変換していきます。

1.6  型変換

pythonでは前回やったように計算結果で型が変わりますが、
変数の型を指定していきましょう。

1.6.1 int型をfloat型に

a=100

print(float(a))

---------
100.0

1.6.2 float型をint型に

a=3.1

print(int(a))
---------
3

小数は省略されてしまいます。

 

1.7  文字列の連結

+記号を使うと文字列を連結することができます。

1.7.1 文字列の連結

a="北海道"

b="日本ハム"

c=a+b

print(c)

------------
北海道日本ハム

 

1.7.2 連結の繰り返し

a="北海道"

b="日本ハム"

c=a+b

print(c*3)

------------
北海道日本ハム北海道日本ハム北海道日本ハム

同じ文字列が3回も出てきちゃいます!

1.8  数値と文字列の共用

文字列と数値型などは、一緒に使うことができないので
変換してから使いましょう。

1.8.1 エラーの出る連結

a=25

b="周年"

c=a+b

print(c)

エラー出ちゃいますね!
数値と文字は計算式では連結できません!

 

1.8.2 数値を文字列に変換すると・・・

a=25

b="周年"

c=str(a)+b

print(c)

---------------

25周年


これはちゃんと出ます!

続きます!