情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリストの
令和4年度春問題、午前2を隔日2問ずつ解いていき
ます。
問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問1
180台の電話機のトラフィックを調べたところ、電話機1台当
たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は3分に1回、平均回線保留
時間は80秒であった。このときの呼量は何アーランか。
ア 4
イ 12
ウ 45
エ 80
問2
長距離の光通信で用いられるマルチモードとシングルモードの光
ファイバの伝送特性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア シングルモードの方が伝送速度は速く、伝送距離も長い。
イ シングルモードの方が伝送速度は速いが、伝送距離は短い。
ウ マルチモードの方が伝送速度は速く、伝送距離も長い。
エ マルチモードの方が伝送速度は速いが、伝送距離は短い。
(正解)
エア
(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
・紫字は解説となっています
問1
180台の電話機のトラフィックを調べたところ、電話機1台当
たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は3分に1回、平均回線保留
時間は80秒であった。このときの呼量は何アーランか。
ア 4
イ 12
ウ 45
エ 80
時間あたりのトラフィック量をアーランで表します。
1分間に100%のトラフィックがあればこれは100アーラン
です。
さて、今回は3分に1回とのこと。1時間あたりで換算しましょ
う。
1時間あたり20回で80秒の保留時間(トラフィック)ですか
ら1時間で1600秒*180台=288000秒のトラフィック
があったことになります。
1時間は60秒*60分なので3600秒です。
よって、288000/3600=2880/36=80
となります。
問2
長距離の光通信で用いられるマルチモードとシングルモードの光
ファイバの伝送特性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア シングルモードの方が伝送速度は速く、伝送距離も長い。
イ シングルモードの方が伝送速度は速いが、伝送距離は短い。
ウ マルチモードの方が伝送速度は速く、伝送距離も長い。
エ マルチモードの方が伝送速度は速いが、伝送距離は短い。
マルチモードは一つの線で2ヶ所以上に光信号を送信するモード
です。なので、当たり前ですが伝送速度はバラバラですし、伝送
距離が長いわけではありません。
シングルモードは1ヶ所に光信号を送信しますので(っていうか
これが普通に使われるんですが)光の分散が少なく、伝送距離も
長くなります。