高度試験の平成30年春午前1の問題(全30問)を
3問ずつ解いていきます。問題の解き方や考え方をわ
かりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問10
ETSI(欧州電気通信標準化機構)によって提案された
NFV(Network Functions Virtualisation)に関する
記述として、適切なものはどれか。
ア インターネット上で地理情報システムと拡張現実
の技術を利用することによって、現実空間と仮想
空間をスムーズに融合させた様々なサービスを提
供する。
イ 仮想化技術を利用し、ネットワーク機能を汎用サ
ーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネ
ントを用いることによって、柔軟なネットワーク
基盤を構築する。
ウ 様々な入力情報に対する処理結果をニューラルネ
ットワークに学習させることによって、画像認識
や音声認識、自然言語処理などの問題に対する解
を見いだす。
エ プレースとトランジションと呼ばれる2種類のノ
ードをもつ有向グラフであり、システムの並列性
や競合性の分析などに利用される。
問11
伝送速度30Mビット/秒の回線を使ってデータを連
続送信したとき、平均して100秒に1回の1ビット
誤りが発生した。この回線のビット誤り率は幾らか。
問12
クロスサイトスクリプティングの手口はどれか。
ア Webアプリケーションのフォームの入力フィール
ドに、悪意のあるJavaScriptコードを含んだデー
タを入力する。
イ インターネットなどのネットワークを通じてサー
バに不正にアクセスしたり、データの改ざんや破
壊を行ったりする。
ウ 大量のデータをWebアプリケーションに送ること
によって、用意されたバッファ領域をあふれさせ
る。
エ パス名を推定することによって、本来は認証され
た後にしかアクセスが許可されていないページに
直接ジャンプする。
(正解でござんすよ)
イ
イ
ア
(解説するぞなもし)
問7
バーチャルていう英語が見えます。
仮想化に関することだな・・・と当たりをつけましょう。
問8
3G Bの通信の中で、1ビットの誤り率です。
一番近いものを選びます。
問9
XSSのことです。ウはバッファオーバフロー
エはトラバーサルですね。