4年に一度のうるう更新ですよ!そういえば。
ネットワークスペシャリストの令和元年秋 午前2
問題(全25問)を解いていきます。問題の解き方
や考え方をわかりやすく、解説してみる連載です。
※問題の引用についてはIPAのルールを遵守しています。
問10
IPネットワークにおいて、クライアントの設定を変
えることなくデフォルトゲートウェイの障害を回避す
るために用いられるプロトコルはどれか。
ア RARP
イ RSTP
ウ RTSP
エ VRRP
問11
ネットワークの制御に関する記述のうち、適切なもの
はどれか。
ア TCPでは、ウィンドウサイズが固定で輻輳
(ふくそう)回避ができないので、輻輳が起き
るとデータに対しタイムアウト処理が必要に
なる。
イ 誤り制御方式の一つであるフォワード誤り訂
正方式は、受信側で誤りを検出し、送信側に
データの再送を要求する方式である。
ウ ウィンドウによるフロー制御では、応答確認
のあったブロック数だけウィンドウをずらす
ことによって、複数のデータをまとめて送る
ことができる。
エ データグラム方式では、両端を結ぶ仮想の通
信路を確立し、以降は全てその経路を通すこ
とによって、経路選択のオーバヘッドを小さ
くしている。
問12
OpenFlowプロトコルを使用するSDN(Software
-Defined Networking)において、コントローラ
とOpenFlowスイッチ間の通信に関する記述とし
て、適切なものはどれか。
ア オーバヘッドを避けるためにUDPやTCP
は使用せずIPを直接使用する。
イ 信頼性や安全性を確保するためにTCPやT
LSを使用する。
ウ パラレル伝送を行うためにSANで利用され
るファイバチャネル上のSCSIを使用する。
エ リアルタイム性に関する要求を満たすために
UDPを使用する。
(解答と解説)
問10
ルータの仮想化ですな。
エ VRRP
問11
ア TCPでは、ウィンドウサイズが固定で輻輳
(ふくそう)回避ができないので、輻輳が起き
るとデータに対しタイムアウト処理が必要に
なる。
ウインドウサイズは可変です
イ 誤り制御方式の一つであるフォワード誤り訂
正方式は、受信側で誤りを検出し、送信側に
データの再送を要求する方式である。
逆じゃないかな。
ウ ウィンドウによるフロー制御では、応答確認
のあったブロック数だけウィンドウをずらす
ことによって、複数のデータをまとめて送る
ことができる。
エ データグラム方式では、両端を結ぶ仮想の通
信路を確立し、以降は全てその経路を通すこ
とによって、経路選択のオーバヘッドを小さ
くしている。
データグラムはそんなものではありません。
問12
OpenFlowプロトコルを使用するSDN(Software
-Defined Networking)は、ネットワークの設定
や構成をソフトウエアを使って変更することがで
きます。改竄や他者による変更は困るので
イ 信頼性や安全性を確保するためにTCPやT
LSを使用する。