にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにち基本 平成31年春問題解説 問45 問46 問47 問48

今日はいつもの問題集からひとつかみです。

 

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基本情報の平成31年春 午前問題(全80問)を
解いていきます。問題の解き方や考え方をわかりや
すく、解説してみる連載です。
 

 

 

問45

ファジングで得られるセキュリティ上の効果はどれ
か。

ア ソフトウェアの脆弱性を自動的に修正できる。
イ ソフトウェアの脆弱性を検出できる。
ウ 複数のログデータを相関分析し、不正アクセス
  を検知できる。
エ 利用者IDを統合的に管理し、統ーしたパスワ
  ードポリシを適用できる。

問46

UMLにおける振る舞い図の説明のうち、アクティ
ビティ図のものはどれか。

ア ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れ
  を表現する。
イ オブジェクト間の相互作用を時系列で表現する。
ウ システムが外部に提供する機能と、それを利用
  する者や外部システムとの関係を表現する。
エ 一つのオブジェクトの状態がイベントの発生や
  時間の経過とともにどのように変化するかを表
  現する。

問47

ブラックボックステストに関する記述として、最も
適切なものはどれか。

ア テストデータの作成基準として、プログラムの
  命令や分岐に対する網羅率を使用する。
イ 被テストプログラムに冗長なコードがあっても
  検出できない。
ウ プログラムの内部構造に着目し、必要な部分が
  実行されたかどうかを検証する。
エ 分岐命令やモジュールの数が増えると、テスト
  データが急増する。

問48

ソフトウェアのテストツールの説明のうち、静的テ
ストを支援する静的解析ツールのものはどれか。

ア 指定された条件のテストデータや、プログラム
  の入力ファイルを自動的に生成する。
イ テストの実行結果を基に、命令の網羅率や分岐
  の網羅率を自動的に計測し、分析する。
ウ プログラム中に文法上の誤りや論理的な誤りな
  どがあるかどうかを、ソースコードを分析して
  調べる。
エ モジュールの呼出し回数や実行時間、実行文の
  実行回数などの、プログラム実行時の動作特性
  に関するデータを計測する。


 

(解答と解説)


問45

ファジングのファズは揺らす、ってことなので色々
誤動作起こしそうなデータを送り込みます。

正解はイです。


問46

後ろ読みすると、

ア 制御の流れ
イ 相互作用を時系列
ウ 外部システムとの関係
エ 時間の経過とともにどのように変化するか

正解はアになります。


問47

ブラックボックステストは中身を一切見ません。
入れたデータと出てくるデータだけを見ます。

正解はウです。

問48
あくまで、静的(自分で動かない)ので。

ア 自動的に生成する。動的やん。
イ 自動的に計測し、分析する。動的やん。
ウ これが正解。
エ 計測する。動的やん。