まあ、5回で終わっちゃうんですけどね(問題数)
ネットワークスペシャリストの平成30年秋 午前
2問題(全25問)を解いていきます。問題の解き
方や考え方をわかりやすく、解説してみる連載です。
問1
高速無線通信で使われている多重化方式であり、デー
タ信号を複数のサブキャリアに分割し、各サブキャリ
アが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。
ア CCK
イ CDM
ウ OFDM
エ TDM
問2
CSMA/CAやCSMA/CDのLANの制御に共
通しているCSMA方式に関する記述として、適切な
ものはどれか。
ア キャリア信号を検出し、データの送信を制御する。
イ 送信権をもつメッセージ(トークン)を得た端末
がデータを送信する。
ウ データ送信中に衝突が起こった場合は、直ちに再
送を行う。
エ 伝送路が使用中でもデータの送信はできる。
問3
ネットワークのQoSを実現するために使用されるト
ラフィック制御方式に関する説明のうち、適切なもの
はどれか。
ア 通信を開始する前にネットワークに対して帯域な
どのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信
を制御することを、アドミッション制御という。
イ 入力されたトラフィックが規定された最大速度を
超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄す
るか優先度を下げる制御を、シェーピングという。
ウ パケットの送出間隔を調整することによって、規
定された最大速度を超過しないようにトラフィッ
クを平準化する制御を、ポリシングという。
エ フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中
継することを、ベストエフォートという。
問4
図のイーサネットパケットのMTU(Maximum
Transmission Unit)は、どの部分
の最大長のことか。
ア IPヘッダ+TCPヘッダ+データ
イ MACヘッダ+IPヘッダ+TCPヘッダ
+データ
ウ MACヘッダ+IPヘッダ+TCPヘッダ
+データ+FCS
エ プリアンブル+MACヘッダ+IPヘッダ
+TCPヘッダ+データ+FCS
問5
インターネットにおいて、AS(Autonomou
s System)間の経路制御に用いられるプロト
コルはどれか。
ア BGP
イ IS−IS
ウ OSPF
エ RIP
(解答と解説)
問1
ア CCK 知らんかったけど変調方式らしいです。
イ CDM 符号によって多重化を図る方式
ウ OFDM 正解です。
エ TDM 送信時間によって多重化を図ります。
問2
ア キャリア信号を検出し、データの送信を制御する。
これが正解です。
イ 送信権をもつメッセージ(トークン)を得た端末
がデータを送信する。
トークンパッシングですね。トークンは使わない
です。
ウ データ送信中に衝突が起こった場合は、直ちに再
送を行う。
惜しい!直ちに!ではなく、一定時間待った後で
す。
エ 伝送路が使用中でもデータの送信はできる。
できまへん。待機します。
問3
ア 通信を開始する前にネットワークに対して帯域な
どのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信
を制御することを、アドミッション制御という。
これが正解です。
イ 入力されたトラフィックが規定された最大速度を
超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄す
るか優先度を下げる制御を、シェーピングという。
ポリシングですね。
ウ パケットの送出間隔を調整することによって、規
定された最大速度を超過しないようにトラフィッ
クを平準化する制御を、ポリシングという。
シェーピングですね。逆!
エ フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中
継することを、ベストエフォートという。
ベストエフォートとは最善を尽くすけど、品質の保証
はしないということ。
問4
イーサネットなので、MACヘッダがついてます。
MTUはIPパケットの最大のデータサイズなので、
IPヘッダからです。なので、正解はアになります。
ア IPヘッダ+TCPヘッダ+データ
イ MACヘッダ+IPヘッダ+TCPヘッダ
+データ
ウ MACヘッダ+IPヘッダ+TCPヘッダ
+データ+FCS
エ プリアンブル+MACヘッダ+IPヘッダ
+TCPヘッダ+データ+FCS
問5
ア BGP これが正解です。
イ IS−IS 知らんかったけどリンクステートら
しい。
ウ OSPF といえば、地図を作る・コスト計算
エ RIP といえば、最大ホップ数