まいにち、平成29年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
問29
自社が保有する複数の事業への経営資源の配分を最適
化するために用いられるPPMの評価軸として、適切
なものはどれか。
ア 技術と製品
イ 市場成長率と市場シェア
ウ 製品と市場
エ 強み・弱みと機会・脅威
問30
次に挙げるソフトウェアライフサイクルの主なプロセ
スのうち、開発するシステムの機能に関して利害関係
者の合意が必要なプロセスはどれか。
企画→要件定義→開発→運用・保守
ア 企画
イ 要件定義
ウ 開発
エ 保守・運用
問31
B社はA社の業務を請け負っている。この業務に関す
るB社の行為のうち、労働者派遣法に照らして、違法
行為となるものだけを全て挙げたものはどれか。
1 A社から請け負った業務を、B社の指揮命令の下
で、C社からの派遣労働者に行わせる。
2 A社から請け負った業務を、再委託先のD社で確
実に行うために、C社からの派遣労働者にD社か
らの納品物をチェックさせる。
3 A社から請け負った業務を、再委託先のD社で確
実に行うために、C社からの派遣労働者をD社に
派遣する。
ア 1、2
イ 1、2、3
ウ 2、3
エ 3
問32
マーケティングミックスにおける売り手から見た要素
は4Pと呼ばれる。これに対応する買い手から見た要
素はどれか。
ア 4C
イ 4S
ウ AIDMA
エ SWOT
(解答と解説)
問29
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)
は市場における製品の市場占有率や成長率を表すも
の。「金のなる木」「問題児」など・・・。思い出
せましたか?
キーワードそのままに「イ」が正解ですね。
問30
ア 企画 ・・・方針を決める
イ 要件定義 ・・・要求や制約事項を確認
ウ 開発 ・・・実際に作成する
エ 保守・運用 ・・・改善しつつ使っていく
利害関係者とのすり合わせが必要なのは要件定義です。
よって、答えは「イ」ですねっ。
問31
労働者派遣法についての問題は「二重派遣の禁止」を
答えさせるケースが多いです。
1 A社から請け負った業務を、B社の指揮命令の下
で、C社からの派遣労働者に行わせる。
これは指揮命令がB社なので問題ありません。
2 A社から請け負った業務を、再委託先のD社で確
実に行うために、C社からの派遣労働者にD社か
らの納品物をチェックさせる。
これも、業務の一環ですね。再派遣は行われてません。
3 A社から請け負った業務を、再委託先のD社で確
実に行うために、C社からの派遣労働者をD社に
派遣する。
自分のところに派遣された労働者を再度派遣すること
は違法になります。
よって、違法行為になるのは3のみになるので、正解
は「エ」となります。
問32
マーケティングミクスとは、様々な方法から最適の手
段を組み合わせる手法のことをいいます。売り手から
見た要素を4Pといい、買い手(カスタマー)から見
た要素は?と聞かれています。
イ 4S
なんだろこれ?アイフォーン?
ウ AIDMA
購入意欲の4段階です。
エ SWOT
自社環境を強み・弱み・脅威・機会で分析します。
正解は「ア」カスタマーの頭文字はCです。
次回もよろしくお願いします!