明日は高校の卒業式ですか。あれから何年経ったんだ?
・・・考えるのはやめとこう。
まいにち、平成29年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
問25
次の事例が該当する、最も適切な用語はどれか。
「継続的成長を達成するために、売上が低迷している
事業領域Aから撤退し、その経営資源を事業領域Bを
強化するために投入する。」
ア 経営環境
イ 経営戦略
ウ 経営ビジョン
エ 経営理念
問26
情報システム戦略の立案に当たり、必ず考慮すべき事
項はどれか。
ア 開発期間の短縮方法を検討する。
イ 経営戦略との整合性を図る。
ウ コストの削減方法を検討する。
エ 最新技術の導入を計画する。
問27
不適切な行為a~dのうち、不正アクセス禁止法にお
いて規制される行為だけを全て挙げたものはどれか。
a Webサイトにアクセスしただけで直ちに有料会
員として登録する仕組みを作り、利用者に料金を
請求する。
b コンピュータのプログラムで様々な組合せのメー
ルアドレスを生成し、それを宛先として商品の広
告を発信する。
c 他人のクレジットカードから記録情報を読み取っ
て偽造カードを作成し、不正に商品を購入する。
d 他人の利用者IDとパスワードを本人に無断で用
いてインターネットショッピングのサイトにログ
インし、その人の購買履歴を閲覧する。
ア a、b、c、d
イ a、c、d
ウ c、d
エ d
問28
著作権の説明と保護の対象に関して、次の記述中の
a、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
著作権は、( a )に関する著作者の権利であり、
( b )は保護の対象ではない。
a b
ア 新規の工芸品などに コンピュータ
ついて、そのデザイ のプログラム
ンの工業的利用
イ 新規の工芸品などに コンピュータの
ついて、そのデザイ プログラム言語
ンの工業的利用
ウ 文芸や学術、美術な コンピュータ
どの作品について、 のプログラム
作品の利用
エ 文芸や学術、美術な コンピュータの
どの作品について、 プログラム言語
作品の利用
(解答と解説)
問25
経営理念・・・企業の基本姿勢
経営ビジョン・・・企業の理想の姿。
経営戦略・・・それを実現するための戦略。
経営環境・・・経営を取り巻く周囲の状況。
となりますので、正解は「イ」です。
問26
情報システム戦略は経営戦略を実現するために立案さ
れます。なので、経営戦略とのミスマッチは避けなけ
ればなりません。よって、
イ 経営戦略との整合性を図る。
これが正解になります。
問27
不正アクセス禁止法では、
・IDパスワードの無断利用。
・ネットワークの妨害行為。
これらを禁止しています。ですので、4つともダメな
行為ですが。
d 他人の利用者IDとパスワードを本人に無断で用
いてインターネットショッピングのサイトにログ
インし、その人の購買履歴を閲覧する。
これだけが該当することになります。
なので、正解は「エ」になります。
問28
知的財産権は大きく分けて、工業的なものと著作権に
分けられます。著作権では様々な創造物に権利を認め
ていますが、アルゴリズムのような考え方や言語その
もの。時刻表などの数字の羅列には認められていませ
ん。
よって、正解は「エ」となります。
次回もよろしくお願いします!