いやあ、今日は暖かいなあ。マイナス5度だって。
2月末はトドメの寒さですかね。そんなサッポロから
お届けするですよ。
まいにち、平成29年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
問13
我が国における、社会インフラとなっている情報シス
テムや情報通信ネットワークへの脅威に対する防御施
策を、効果的に推進するための政府組織の設置などを
定めた法律はどれか。
ア サイバーセキュリティ基本法
イ 特定秘密保護法
ウ 不正競争防止法
エ マイナンバー法
問14
BSC(Balanced Scorecard)の
説明として、適切なものはどれか。
ア 顧客に提供する製品やサービスの価値が、どの活
動によって生み出されているかを分析する。
イ 財務に加え、顧客、内部ビジネスプロセス、学習
と成長の四つの視点に基づいて戦略策定や業績評
価を行う。
ウ 帳簿の貸方と借方が、常にバランスした金額にな
るように記帳する。
エ 取引先の信用度を財務指標などによって、スコア
リングして評価する。
問15
経営課題と、それを実現するための手法の組合せのう
ち、適切なものはどれか。
a 部品の調達から販売までの一貫した効率的な業務
プロセスを構築したい。
b 顧客の嗜好(しこう)などの情報を把握し、製品
の企画、販売促進につなげたい。
c 販売時点で、商品名、数量などの売上に関する情
報を把握し、適切な在庫補充や売れ筋商品の分析
を行いたい。
a b c
ア SCM CRM POS
イ POS CRM SCM
ウ CRM SCM POS
エ SCM POS CRM
問16
ある商品の1年間の売上高が400万円、利益が50
万円、固定費が150万円であるとき、この商品の損
益分岐点での売上高は何万円か。
ア 240
イ 300
ウ 320
エ 350
(解答と解説)
問13
ネットワーク上の脅威を効果的に防御するために整備
された法律です。
イ 特定秘密保護法、安全保障に関わる内容を秘密に
できるやつです。話題でしたけど違いますね。
ウ 不正競争防止法、デットコピー防止や営業秘密が
キーワードになります。違うなあ。
エ マイナンバー法、これ個人に番号をつけてカード
にするやつ!持ってる持ってる!って、違います。
なので、答えは「ア」となります。
問14
BSCはバランススコアカードのことです。
企業の業績を「財務」「顧客」「業務プロセス」「学
習と成長」の4つの観点から評価します。
ア バリューチェーン分析といいます。
ウ そのバランスかいっ!簿記ですね。
エ スコアリングシートっていいます。
「4つの観点」「4つの視点」このへんが、キーワー
ドになります。よって、答えは「イ」となります。
問15
a 部品の調達から販売までの一貫した効率的な業務
プロセスを構築したい。
サプライチェーンマネジメントのことです。
b 顧客の嗜好(しこう)などの情報を把握し、製品
の企画、販売促進につなげたい。
カスタマーリレションマネージメント、顧客関係
管理のことですね。
c 販売時点で、商品名、数量などの売上に関する情
報を把握し、適切な在庫補充や売れ筋商品の分析
を行いたい。
販売時点情報管理(POS)のことです。
すなわち、SCM CRM POSとなります。
正解は「ア」です。
問16
損益分岐点売上高=固定費/(1-変動費率)
変動費率=変動費/売上高
公式はおなじみのこれを使いますが、変動費率を出そ
うにも変動費がわかりません。
ので、先に変動費を出します。
売上から利益をひけば費用が。費用から固定費を引け
ば変動費が出ます。
400-50-150=200
変動費は200なので、変動費率が出ます。
200/400=0.5
最初の公式に入れます。
150/(1-0.5)=300
よって、損益分岐点は300となり、正解は「イ」と
なります。
次回もよろしくお願いしますっ!