にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20221224103753

まいにち高度 平成31年春午前1問題解説 問19 問20 問21

試験合格は「螺旋階段を登る」ように積み重ねるこ
とが大事です!

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情報処理技術者試験の高度区分 午前1 平成31年
春午前1
問題(全30問)を解いていきます。

※高度区分の試験では午前1が共通の問題で行われま
す。(免除の方は受験しなくていいです)難易度は応
用情報レベルと言われていますが、油断すると落とす
くらい難しいですよ。

問題の解き
方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。

※問題の引用についてはIPAのルールを遵守しています。

問19
図のアローダイアグラムから読み取れることとして、
適切なものはどれか。ここで、プロジェクトの開始日
を1日目とする。

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ア 作業Cを最も早く開始できるのは6日目である。
イ 作業Dはクリティカルパス上の作業である。
ウ 作業Eの総余裕日数は30日である。
エ 作業Fを最も遅く開始できるのは11日目である。

問20
ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセス
において実施することはどれか。

ア インシデントの発生後に暫定的にサービスを復旧
  させ、業務を継続できるようにする。
イ インシデントの発生後に未知の根本原因を特定し、
  恒久的な解決策を策定する。
ウ インシデントの発生に備えて、復旧のための設計
  をする。
エ インシデントの発生を記録し、関係する部署に状
  況を連絡する。


問21
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイ
ルを磁気テープにバックアップするとき、バックアッ
プの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。


〔処理条件〕
毎月初日(1日)にフルバックアップを取る。
フルバックアップは1本の磁気テープに1回分を記録
する。
フルバックアップを取った翌日から次のフルバックア
ップを取るまでは、毎日、差分バックアップを取る。
差分バックアップは、差分バックアップ用としてフル
バックアップとは別の磁気テープに追記録し、1本に
1カ月分を記録する。
常に6か月前の同一日までのデータについて、指定日
の状態にファイルを復元できるようにする。ただし、
6か月前の月に同一日が存在しない場合は、当該月の
末日までのデータについて、指定日の状態にファイル
を復元できるようにする (例:本日が10月31日
の場合は、4月30日までのデータについて、指定日
の状態にファイルを復元できるようにする)。


ア 12
イ 13
ウ 14
エ 15

 
(解答と解説)

問19
ア 作業Cを最も早く開始できるのは6日目である。
ダミーを待たねばならず、11日目ですね。

イ 作業Dはクリティカルパス上の作業である。
CGの方がクリティカル上かな

ウ 作業Eの総余裕日数は30日である。
これが正解です。

エ 作業Fを最も遅く開始できるのは11日目である。
41日目ですね。

問20
問題管理は原因の追求です。
イ インシデントの発生後に未知の根本原因を特定し、
  恒久的な解決策を策定する。


問21
指定の日に復活させるには各月の差分があればいいの
ですが、初日に復帰させるためフルも必要。
毎月2本いるので、7ヶ月分。14本が正解。

ウ 14