にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにちネスペ 令和4年度春午前2問題解説 問13 問14

情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリストの
令和4年度春問題、午前2を隔日2問ずつ解いていき
ます。

問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。


 

問13
IPv4のマルチキャストに関する記述のうち、適切な
ものはどれか。

ア 全てのマルチキャストアドレスは、アドレスごとに
  あらかじめ用途が固定的に決められている。
イ マルチキャストアドレスには、クラスDのアドレス
  が使用される。
ウ マルチキャストパケットは、TTL値に関係なくI
  Pマルチキャスト対応ルータによって中継される。
エ マルチキャストパケットは、ネットワーク上の全て
  のホストによって受信され、IPより上位の層で、
  必要なデータか否かが判断される。


問14
ネットワークのトラフィック管理において、測定対象の
回線やポートなどからパケットをキャプチャして解析し、
SNMPを使って管理装置にデータを送信する仕組みは
どれか。

ア  MIB
イ RMON
ウ SMTP
エ Trap

 


(正解)

イイ

(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
 こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
・紫字は解説となっています

問13
IPv4のマルチキャストに関する記述のうち、適切な
ものはどれか。

ア 全てのマルチキャストアドレスは、アドレスごとに
  あらかじめ用途が固定的に決められている。
  マルチキャストってだけで、用途は固定ではありません。
イ マルチキャストアドレスには、クラスDのアドレス
  が使用される。
ウ マルチキャストパケットは、TTL値に関係なくI
  Pマルチキャスト対応ルータによって中継される。
  TTLも特別扱いされません。
エ マルチキャストパケットは、ネットワーク上の全て
  のホストによって受信され、IPより上位の層で、
  必要なデータか否かが判断される。
  マルチキャストのグループにいるかで判断します。
  それはIP層での判断です。


問14
ネットワークのトラフィック管理において、測定対象の
回線やポートなどからパケットをキャプチャして解析し、
SNMPを使って管理装置にデータを送信する仕組みは
どれか。

ア  MIB メンテナンス対象の機器の情報の書式です。
イ RMON 機器をモニタする仕組みです。
ウ SMTP メール送信のプロトコルです。
エ Trap SNMPですが、機器の異常を知らせる仕組みです。