10連休中は「休むの飽きた!」とかいってゴメン。
も、も一回頼むわw
基本情報の平成30年秋問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみ
る連載です。
問29
ロックの粒度に関する説明のうち、適切なものはど
れか。
ア データを更新するときに、粒度を大きくすると、
他のトランザクションの待ちが多くなり、全体
のスループットが低下する。
イ 同一のデータを更新するトランザクション数が
多いときに、粒度を大きくすると、同時実行で
きるトランザクション数が増える。
ウ 表の全データを参照するときに、粒度を大きく
すると、他のトランザクションのデータ参照を
妨げないようにできる。
エ 粒度を大きくすると、含まれるデータ数が多く
なるので、一つのトランザクションでかけるロ
ックの個数が多くなる。
問30
データベースが格納されている記憶媒体に故障が発
生した場合、バックアップファイルとログを用いて
データベースを回復する操作はどれか。
ア アーカイブ
イ コミット
ウ チェックポイントダンプ
エ ロールフォワード
問31
1.5Mビット/秒の伝送路を用いて12Mバイト
のデータを転送するために必要な伝送時間は何秒か。
ここで、伝送路の伝送効率を50%とする。
ア 16
イ 32
ウ 64
エ 128
問32
LAN間接続装置に関する記述のうち、適切なもの
はどれか。
ア ゲートウェイは、OSI基本参照モデルにおけ
る第1〜3層だけのプロトコルを変換する。
イ ブリッジは、IPアドレスを基にしてフレーム
を中継する。
ウ リピータは、同種のセグメント間で信号を増幅
することによって伝送距離を延長する。
エ ルータは、MACアドレスを基にしてフレーム
を中継する。
(解答と解説)
問29
ロックの粒度は小さくなればロックを細かく操作で
きるので、待ち時間が少なくなりますが、機器への
負荷が大きくなります。粒度が大きいのはその反対
です。
ア データを更新するときに、粒度を大きくすると、
他のトランザクションの待ちが多くなり、全体
のスループットが低下する。
これがいきなり正解ですね。
イ 同一のデータを更新するトランザクション数が
多いときに、粒度を大きくすると、同時実行で
きるトランザクション数が増える。
いいえ、待ち時間が多くなってしまいます。
ウ 表の全データを参照するときに、粒度を大きく
すると、他のトランザクションのデータ参照を
妨げないようにできる。
逆です。
エ 粒度を大きくすると、含まれるデータ数が多く
なるので、一つのトランザクションでかけるロ
ックの個数が多くなる。
逆に細かい制御をしないのでロックは減ります。
問30
故障が原因であるならば、再度更新すれば良いので
ロールフォワードをして、前進復帰します。
正解はエです。
問31
伝送路の効率が50%なので
0.75Mビット。
バイトに変換すると約0.094Mバイト
12/0.094=127秒くらい
なのでエでいいです。
問32
ア ゲートウェイは、OSI基本参照モデルにおけ
る第1〜3層だけのプロトコルを変換する。
ゲートウエイは上位層なので、ちゃいます。
イ ブリッジは、IPアドレスを基にしてフレーム
を中継する。
MACアドレスです。
ウ リピータは、同種のセグメント間で信号を増幅
することによって伝送距離を延長する。
これが正解です。
エ ルータは、MACアドレスを基にしてフレーム
を中継する。
IPアドレスです。