にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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pythonで学ぶ超初心者プログラミング (19)関数1


プログラミング超初心者向けの連載です。

この講座の目標は高校生が「共通テスト」ないしは「基本情報処理
技術者」でPythonライクな疑似言語に困らないレベルにすること。

もちろん、他の言語を学ばれた方にも「Python」に馴染んでいただ
けるような内容にできたらと考えています。

Python+VSCの組み合わせでやっています。環境設定は過去記事を
ご覧ください。

6.1 ユーザ定義による関数

関数は命令を一つにまとめて実行することができます。
エクセルでB1+B2+B3を=SUM(B1:B3)と置き換えたあの
関数の意味と違いはあまりありません。まあ、見てみましょう!

#定義
def morning():
    print("顔を洗う")
    print("歯を磨く")

#実行
morning()


こうすると、morning()とするだけで、
2つの命令(print文2行ですけど)が実行できます。

6.1.2 関数の定義位置

ただし、注意点があります。次の場合はエラーになります。


def hello():

    print("こんにちは!")


hello()
byebye()


def byebye():
    print("さようなら")


hello()の方は実行されるのですが、byebye()が実行されませ
ん。関数は実行される前に定義されていなければ実行できない
のです。

なので、

def hello():
    print("こんにちは!")

def byebye():
    print("さようなら")


hello()
byebye()


こうしてあげましょう!

続きます!