プログラミング超初心者向けの連載です。
この講座の目標は高校生が「共通テスト」ないしは「基本情報処理
技術者」でPythonライクな疑似言語に困らないレベルにすること。
もちろん、他の言語を学ばれた方にも「Python」に馴染んでいただ
けるような内容にできたらと考えています。
Python+VSCの組み合わせでやっています。環境設定は過去記事を
ご覧ください。
6.1 ユーザ定義による関数
関数は命令を一つにまとめて実行することができます。
エクセルでB1+B2+B3を=SUM(B1:B3)と置き換えたあの
関数の意味と違いはあまりありません。まあ、見てみましょう!
#定義
def morning():
print("顔を洗う")
print("歯を磨く")
#実行
morning()
こうすると、morning()とするだけで、
2つの命令(print文2行ですけど)が実行できます。
6.1.2 関数の定義位置
ただし、注意点があります。次の場合はエラーになります。
def hello():
print("こんにちは!")
hello()
byebye()
def byebye():
print("さようなら")
hello()の方は実行されるのですが、byebye()が実行されませ
ん。関数は実行される前に定義されていなければ実行できない
のです。
なので、
def hello():
print("こんにちは!")
def byebye():
print("さようなら")
hello()
byebye()
こうしてあげましょう!
続きます!