にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20221224103753

pythonで学ぶ超初心者プログラミング (22)引数と関数2


プログラミング超初心者向けの連載です。

この講座の目標は高校生が「共通テスト」ないしは「基本情報処理
技術者」でPythonライクな疑似言語に困らないレベルにすること。

もちろん、他の言語を学ばれた方にも「Python」に馴染んでいただ
けるような内容にできたらと考えています。

Python+VSCの組み合わせでやっています。環境設定は過去記事を
ご覧ください。

6.2.2 デフォルトの引数

引数をあらかじめ指定しておく方法があります。

 

#関数

def kakezan(a,b=9):

    print(a*b)

 

#数字を入力

a=input("9の段の掛け算>>")

 

#関数に引数を与え実行

kakezan(int(a))

 

あらかじめ関数の引数の中で=9と数値を固定しておく
と何が入ってきても「9」になります。

6.3 戻り値のある関数

Returnをしておくと、関数で処理した内容を変数に戻す
ことができます。ちょっと難しいですよ。

 

#関数

def menseki(a):

    global b

    b=a*a*3.14

    return b

 

#数字を入力

a=input("半径を入れて>>")

 

#関数に引数を与え実行

menseki(int(a))

 

#答えを表示

print("半径"+str(a)+"の面積は"+str(b))

 

関数では半径aを受け取って、
bの値を外へ戻す(return)します。
もし、returnしなければ、答えを表示するところで
bってなんだ?みたいなエラーになってしまいます。

続きます!