にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにちあいぱす 平成30年秋問題解説 問65 問66 問67 問68

キョエちゃんの中の人って誰だろう。キョエちゃんが
なんか好きです。

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あいぱすの平成30年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。

 

問65
CPUに搭載された1次と2次のキャッシュメモリに
関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 1次キャッシュメモリは、2次キャッシュメモリ
  よりも容量が大きい。
イ 2次キャッシュメモリは、メインメモリよりも読
  み書き速度が遅い。
ウ CPUがデータを読み出すとき、まず1次キャッ
  シュメモリにアクセスし、データが無い場合は2
  次キャッシュメモリにアクセスする。
エ 処理に必要な全てのデータは、プログラム開始時
  に1次又は2次キャッシュメモリ上に存在しなけ
  ればならない。

 

問66
NFCに関する記述として、適切なものはどれか。

ア 10cm程度の近距離での通信を行うものであり、
  ICカードやICタグのデータの読み書きに利用
  されている。
イ 数十mのエリアで通信を行うことができ、無線L
  ANに利用されている。
ウ 赤外線を利用して通信を行うものであり、携帯電
  話のデータ交換などに利用されている。
エ 複数の人工衛星からの電波を受信することができ、
  カーナビの位置計測に利用されている。

 

問67
情報資産に対するリスクは、脅威と脆弱性を基に評価
する。脅威に該当するものはどれか。

ア 暗号化しない通信
イ 機密文書の取扱方法の不統一
ウ 施錠できないドア
エ 落雷などによる予期しない停電

 

問68
情報セキュリティにおけるリスクアセスメントの説明
として、適切なものはどれか。

ア PCやサーバに侵入したウイルスを、感染拡大の
  リスクを抑えながら駆除する。
イ 識別された資産に対するリスクを分析、評価し、
  基準に照らして対応が必要かどうかを判断する。
ウ 事前に登録された情報を使って、システムの利用
  者が本人であることを確認する。
エ 情報システムの導入に際し、費用対効果を算出す
  る。

 

 

 

(解答と解説)

問65
キャッシュメモリはCPUとメモリの速度差を埋める
などのお仕事をします。1次はCPUに近く、2次は
メモリ側です。


ア 1次キャッシュメモリは、2次キャッシュメモリ
  よりも容量が大きい。
んなこたない。

イ 2次キャッシュメモリは、メインメモリよりも読
  み書き速度が遅い。
早いことが多いですね。

ウ CPUがデータを読み出すとき、まず1次キャッ
  シュメモリにアクセスし、データが無い場合は2
  次キャッシュメモリにアクセスする。
これが正解ですね。

エ 処理に必要な全てのデータは、プログラム開始時
  に1次又は2次キャッシュメモリ上に存在しなけ
  ればならない。
ならないってほどではないです。あると速いけど。

 

問66
NFCは近距離無線通信規格のこと。BlueToothとか、
そういうのを指します。

ア 10cm程度の近距離での通信を行うものであり、
  ICカードやICタグのデータの読み書きに利用
  されている。
これが正解です。

イ 数十mのエリアで通信を行うことができ、無線L
  ANに利用されている。
WIFIかな。

ウ 赤外線を利用して通信を行うものであり、携帯電
  話のデータ交換などに利用されている。
IrDAですね。見なくなったな・・・

エ 複数の人工衛星からの電波を受信することができ、
  カーナビの位置計測に利用されている。
GPSですね。全然違う。

 

問67
脅威とはリスクの潜在的な原因となるもの。
脆弱性は弱点のことをいいます。

ア 暗号化しない通信
弱点ですね。脆弱性です。

イ 機密文書の取扱方法の不統一
弱点ですよ。ええ。

ウ 施錠できないドア
脆弱性ですね。

エ 落雷などによる予期しない停電
弱点ではなく、潜在的に抱えているリスクです。

こちらが正解となります。
 

問68
リスクアセスメントはリスクがどの程度の影響を与え
るのかを評価することなので。

イ 識別された資産に対するリスクを分析、評価し、
  基準に照らして対応が必要かどうかを判断する。

こちらが正解になります。