にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20221224103753

まいにち応用 令和3年度問題解説 問55 問56 問57

情報処理技術者試験 応用情報処理の令和3年度秋問
題を隔日3問ずつ解いていきます。

問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。

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問55
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープ
にバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは
最少で何本か。

〔処理条件〕
毎月初日(1日)にフルバックアップを取る。フルバックアップは1本の磁
気テープに1回分を記録する。
フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップを取るまでは、
毎日、差分バックアップを取る。差分バックアップは、差分バックアッ
プ用としてフルバックアップとは別の磁気テープに追記録し、1本に1カ
月分を記録する。
常に6か月前の同一日までのデータについて、指定日の状態にファイル
を復元できるようにする。ただし、6か月前の月に同一日が存在しない
場合は、当該月の末日までのデータについて、指定日の状態にファイル
を復元できるようにする (例:本日が10月31日の場合は、4月30日まで
のデータについて、指定日の状態にファイルを復元できるようにする)。

ア 12
イ 13
ウ 14
エ 15


問56
"24時間365日"の有人オペレーションサービスを提供する。シフト勤務
の条件が次のとき、オペレータは最少で何人必要か。

〔条件〕
1日に3シフトの交代勤務とする。
各シフトで勤務するオペレータは2人以上とする。
各オペレータの勤務回数は7日間当たり5回以内とする。

ア 8
イ 9
ウ 10
エ 16


問57
経済産業省"情報セキュリティ監査基準 実施基準ガイドライン(Ver1.0)" に
おける、情報セキュリティ対策の適切性に対して一定の保証を付与するこ
とを目的とする監査(保証型の監査)と情報セキュリティ対策の改善に役立
つ助言を行うことを目的とする監査(助言型の監査)の実施に関する記述の
うち、適切なものはどれか。

ア 同じ監査対象に対して情報セキュリティ監査を実施する場合、保証型
  の監査から手がけ、保証が得られた後に助言型の監査に切り替えなけ
  ればならない。
イ 情報セキュリティ監査において、保証型の監査と助言型の監査は排他
  的であり、監査人はどちらで監査を実施するかを決定しなければなら
  ない。
ウ 情報セキュリティ監査を保証型で実施するか助言型で実施するかは、
  監査要請者のニーズによって決定するのではなく、監査人の責任にお
  いて決定する。
エ 不特定多数の利害関係者の情報を取り扱う情報システムに対しては、
  保証型の監査を定期的に実施し、その結果を開示することが有用であ
  る。

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まいにち応用 令和3年度問題解説 問52 問53 問54

情報処理技術者試験 応用情報処理の令和3年度秋問
題を隔日3問ずつ解いていきます。

問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。

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問52
次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジ
ュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したもの
はどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの依存関係は全て
FS関係とする。




問53
PMBOKガイド第6版によれば、リスクの定量的分析で実施するこ
とはどれか。

ア 発生の可能性や影響のみならず他の特性を評価することによっ
  て、さらなる分析や行動のためにプロジェクトの個別リスクに
  優先順位を付ける。
イ プロジェクトの個別の特定した個別リスクと、プロジェクト目
  標全体における他の不確実性要因が複合した影響を数量的に分
  析する。
ウ プロジェクトの全体リスクとプロジェクトの個別リスクに対処
  するために、選択肢の策定、戦略の選択、及び対応処置を合意
  する。
エ プロジェクトの全体リスクの要因だけでなくプロジェクトの個
  別リスクの要因も特定し、それぞれの特性を文書化する。


問54
サービスマネジメントシステムにおける問題管理の活動のうち、適
切なものはどれか。

ア 同じインシデントが発生しないように問題は根本原因を特定し
  て必ず恒久的に解決する。
イ 同じ問題が重複して管理されないように、既知の誤りは記録し
  ない。
ウ 問題管理の負荷を低減するために、解決した問題は直ちに問題
  管理の対象から除外する。
エ 問題を特定するために、インシデントのデータ及び傾向を分析
  する。

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基本情報・セキュマネに大きな変更が

まずはこちらをご覧ください。

www.ipa.go.jp

 

ざっくりまとめます

・基本情報・セキュマネはITパスポートと同じように、通年いつでも
 受験できますよ。

・試験方式はCBTに変更になりますよ。

・試験時間は短くなりますよ。でも問題数も減りますよ。

・基本情報では選択の言語は擬似言語のみとしますよ。

・セキュマネの午後は廃止しますよ。でも、午後の内容は午前とまとめて
 出しますよ。


と、そんなところでしょうか。

擬似言語ってアセンブラなの?

いいえ、Pythonに限りなく近い言語です。
でも、レベルは問題を見る限りそんなに高くなさそう・・・
これまでのPython選択に比べても・・・です。

セキュマネの午後対策はいらない?

そうですね。いらないわけではありませんが、全然ダメであ
ったとしても短問回答のところで稼いでしまえば、合格でき
そうです。

詳細がまた分かり次第お伝えします。

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まいにち応用 令和3年度問題解説 問49 問50 問51

情報処理技術者試験 応用情報処理の令和3年度秋問
題を隔日3問ずつ解いていきます。

問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。

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問49
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチ
ャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実
績を表す。



問50
アジャイル開発手法の一つであるスクラムでは、プロダクトオーナ、
スクラムマスタ、開発者でスクラムチームを構成する。スクラムマス
タが行うこととして、最も適切なものはどれか。

ア 各スプリントの終わりにプロダクトインクリメントのリリースの
  可否を判断する。
イ スクラムの理論とプラクティスを全員が理解するように支援する。
ウ プロダクトバックログアイテムを明確に表現する。
エ プロダクトバックログの優先順位を決定する。


問51
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクトの各フェーズが終了した
時点で実施する"フェーズ・ゲート"の目的として、適切なものはどれか。

ア 現在のプロジェクトのパフォーマンスを測定し、ベースラインと比
  較してプロジェクトの状況を把握する。
イ 第三者がプロジェクトの成果物をレビューすることによって、設計
  の不具合の有無を確認する。
ウ プロジェクトの全体リスク及び特定された個別リスクについて、リ
  スク対応策の有効性を評価する。
エ プロジェクトのパフォーマンスや進捗状況を評価して、プロジェク
  トの継続や中止を判断する。

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