ＩＴパスポートの令和２年秋の問題（全１００問）を
３問ずつ解いていきます。問題の解き方や考え方をわ
かりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはＩＰＡに準じています。
問９１
ＩｏＴ機器やスマートフォンなどの端末に搭載されているＧ
ＰＳ機能を利用して、この端末が自らの位置情報を得る仕組
みとして、適切なものはどれか。
ア 端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて人工衛星に送
信し、これに対する応答を受信することによって位置情
報を得る。
イ 端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて地上の無線基
地局に送信し、これに対する応答を受信することによっ
て位置情報を得る。
ウ 三つ以上の人工衛星が発信している電波を受信して、電
波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を
得る。
エ 三つ以上の地上の無線基地局が発信している電波を受信
して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位
置情報を得る。
問９２
ＡさんがＸさん宛ての電子メールを送るときに、参考までに
ＹさんとＺさんにも送ることにした。ただし、Ｚさんに送っ
たことは、ＸさんとＹさんには知られたくない。このときに
指定する宛先として、適切な組合せはどれか。
問９３
無線ＬＡＮにおいて、ＰＣとアクセスポイント間の電波傍受
による盗聴の対策として、適切なものはどれか。
ア ＭＡＣアドレスフィルタリングを設定する。
イ アクセスポイントからのＥＳＳＩＤ通知を停止する。
ウ アクセスポイントのＥＳＳＩＤを推定しにくい値に設定
する。
エ セキュリティの設定で、ＷＰＡ２を選択する。
（正解）
ウ
ア
エ
（クリティカル解説）
赤字が解答を導くフレーズ！クリティカルフレーズ！
問９１
ＩｏＴ機器やスマートフォンなどの端末に搭載されているＧ
ＰＳ機能を利用して、この端末が自らの位置情報を得る仕組
みとして、適切なものはどれか。
ア 端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて人工衛星に送
信し、これに対する応答を受信することによって位置情
報を得る。
イ 端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて地上の無線基
地局に送信し、これに対する応答を受信することによっ
て位置情報を得る。
ウ 三つ以上の人工衛星が発信している電波を受信して、電
波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を
得る。
エ 三つ以上の地上の無線基地局が発信している電波を受信
して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位
置情報を得る。
色を変えているのがキーワードになると思いますが、GPSの
仕組みとしては、地上の基地局は関係ありませんので、アウ
しかありません。そこからですね。
問９２
ＡさんがＸさん宛ての電子メールを送るときに、参考までに
ＹさんとＺさんにも送ることにした。ただし、Ｚさんに送っ
たことは、ＸさんとＹさんには知られたくない。このときに
指定する宛先として、適切な組合せはどれか。
TOはアドレスが全員から見られます。
CCはCC同士です。
BCCはお互いにも、他からも見えません。
問９３
無線ＬＡＮにおいて、ＰＣとアクセスポイント間の電波傍受
による盗聴の対策として、適切なものはどれか。
ア ＭＡＣアドレスフィルタリングを設定する。
これはアクセスをする機器を制限する方法。
イ アクセスポイントからのＥＳＳＩＤ通知を停止する。
ESSIDはあくまでアクセスポイントの識別子
ウ アクセスポイントのＥＳＳＩＤを推定しにくい値に設定
する。
同上
エ セキュリティの設定で、ＷＰＡ２を選択する。
盗聴の対策は暗号化ですので、これが正しいです！
