情報処理技術者試験 応用情報処理の令和4年度春問
題を2問ずつ解いていきます。
問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきましょ
う。なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問11
8Tバイトの磁気ディスク装置6台を、予備ディスク(ホットスペアディスク)
1台込みのRAID5構成にした場合、実効データ容量は何Tバイトになるか。
ア 24
イ 32
ウ 40
エ 48
問12
プロセッサ数と、計算処理におけるプロセスの並列化が可能な部分の割合と
が、性能向上へ及ぼす影響に関する記述のうち、アムダールの法則に基づい
たものはどれか。
ア 全ての計算処理が並列化できる場合、速度向上比は、プロセッサ数を増
やしてもある水準に漸近的に近づく 。
イ 並列化できない計算処理がある場合、速度向上比は、プロセッサ数に比
例して増加する。
ウ 並列化できない計算処理がある場合、速度向上比は、プロセッサ数を増
やしてもある水準に漸近的に近づく。
エ 並列化できる計算処理の割合が増えると、速度向上比は、プロセッサ数
に反比例して減少する。
(正解)
イウ
(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
問11
8Tバイトの磁気ディスク装置6台を、予備ディスク(ホットスペアディスク)
1台込みのRAID5構成にした場合、実効データ容量は何Tバイトになるか。
ア 24
イ 32
ウ 40
エ 48
RAID5は全てのHDDをストライプかつパリティにします。
予備が1台ですから5台。ストライプの容量で1台分使いますので
4台分の容量となります。
問12
プロセッサ数と、計算処理におけるプロセスの並列化が可能な部分の割合と
が、性能向上へ及ぼす影響に関する記述のうち、アムダールの法則に基づい
たものはどれか。
ア 全ての計算処理が並列化できる場合、速度向上比は、プロセッサ数を増
やしてもある水準に漸近的に近づく 。
イ 並列化できない計算処理がある場合、速度向上比は、プロセッサ数に比
例して増加する。
ウ 並列化できない計算処理がある場合、速度向上比は、プロセッサ数を増
やしてもある水準に漸近的に近づく。
エ 並列化できる計算処理の割合が増えると、速度向上比は、プロセッサ数
に反比例して減少する。
アムダールの法則は並列化できない計算がある場合に
ある一定上の速度向上が望めなくなる法則です。
並列化できる場合はプロセッサを増やせばどんどん速度が上がります。
現在のプロセッサは単体での性能は限界になっているので、並列化し
て速度を向上している状況です。