情報処理技術者試験 レベル4 情報処理安全確保支援士試験
の令和3年度秋、午後2問題(全25問)を隔日3問ずつ解い
ていきます。問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきま
しょう。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問19
イーサネットにおいて、ルータで接続された二つのセグメント間で
のコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であ
るブロードキャストフレームの中継について、適切な組合せはどれ
か。
問20
クラスBのIPアドレスで、サブネットマスクが16進数の FFFFFF80
である場合、利用可能なホスト数は最大幾つか。
ア 126
イ 127
ウ 254
エ 255
問21
次の表において、"在庫"表の製品番号に参照制約が定義されている
とき、その参照制約によって拒否される可能性のある操作はどれか。
ここで、実線の下線は主キーを、破線の下線は外部キーを表す。
ア "在庫"表の行削除
イ "在庫"表の表削除
ウ "在庫"表への行追加
エ "製品"表への行追加
(正解)
アアウ
(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
・紫字は解説となっています
問19
イーサネットにおいて、ルータで接続された二つのセグメント間で
のコリジョンの伝搬と、宛先MACアドレスの全てのビットが1であ
るブロードキャストフレームの中継について、適切な組合せはどれ
か。
ルータ内のネットワークの影響は他のルータ内のネットワークには
影響しません(設定すれば別だけど)なので。アです。
問20
クラスBのIPアドレスで、サブネットマスクが16進数の FFFFFF80
である場合、利用可能なホスト数は最大幾つか。
ア 126
イ 127
ウ 254
エ 255
サブネットを10進数に変換すると
255 255 255 128
つまり
10000000
がサブネットになるので
1111111
=128がホストの最大値!
のように見えますが、ブロードキャストを2つ引くので
(オール0とオール1)
126となります。
問21
次の表において、"在庫"表の製品番号に参照制約が定義されている
とき、その参照制約によって拒否される可能性のある操作はどれか。
ここで、実線の下線は主キーを、破線の下線は外部キーを表す。
ア "在庫"表の行削除 (在庫表は参照されていないのでOK)
イ "在庫"表の表削除 (同じ理由でOK)
ウ "在庫"表への行追加 (追加する場合、あり得ない製品番
号を指定すると不整合になります。)
エ "製品"表への行追加 (これも問題なさそう)
参照制約といって、片方の要素が片方を参照している場合は
どちらかを消したり、追加することができませぬ。
この場合は製品表に存在しない製品番号を在庫が参照できません。