情報処理技術者試験 レベル4 ネットワークスペシャリスト
試験の令和3年度午後2問題(全25問)を隔日3問ずつ解い
ていきます。問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきま
しょう。今回は2問です!
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
※この年度は、コロナの影響で試験は春にありました。
問22
表のCPIと構成比率で、3種類の演算命令が合計1,000,000
命令実行されるプログラムを、クロック周波数が1GHzのプ
ロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ秒か。
ア 0.4
イ 2.8
ウ 4.0
エ 28.0
問23
プリントシステムには1時間当たり平均6個のファイルのプリ
ント要求がある。1個のプリント要求で送られてくるファイル
の大きさは平均7,500バイトである。プリントシステムは1秒
間に50バイト分印字できる。プリント要求後プリントが終了
するまでの平均時間は何秒か。ここで、このシステムはM/M/1
の待ち行列モデルに従うものとする。
ア 150
イ 175
ウ 200
エ 225
(正解)
イウ
(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
・紫字は解説となっています
問22
表のCPIと構成比率で、3種類の演算命令が合計1,000,000
命令実行されるプログラムを、クロック周波数が1GHzのプ
ロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ秒か。
ア 0.4
イ 2.8
ウ 4.0
エ 28.0
計算問題は逃げたくなりますが、パターンがある
ので、いくつかやってみるといいと思います。
まずは重みづけから
3*0.2=0.6
5*0.2=1.0
2*0.6=1.2
なので、全部足すと2.8。つまり1命令あたり2.8
クロックあれば実行可能なので、全部の命令を実
行するには2,800,000クロック必要。
1GHZは1,000,000HZなので、2.8となります。
問23
プリントシステムには1時間当たり平均6個のファイルのプリ
ント要求がある。1個のプリント要求で送られてくるファイル
の大きさは平均7,500バイトである。プリントシステムは1秒
間に50バイト分印字できる。プリント要求後プリントが終了
するまでの平均時間は何秒か。ここで、このシステムはM/M/1
の待ち行列モデルに従うものとする。
ア 150
イ 175
ウ 200
エ 220
公式は
利用率/(1-利用率) * 平均サービス時間+平均サービス時間
利用率は印刷にかかる時間(平均サービス時間) 7500/50=150秒
平均到着時間 1時間に6個=10分に1回=600秒
なので、利用率は150/600=0.25
(0.25/0.75)*300
なので200