にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20240615101703

まいにちネスペ 令和3年度問題解説 問10 問11 問12

情報処理技術者試験 レベル4 ネットワークスペシャリスト
試験の令和3年度午後2問題(全25問)を隔日3問ずつ解い
ていきます。問題の解き方や考え方を理解し、暗記していきま
しょう。

なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。

※この年度は、コロナの影響で試験は春にありました。

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問10
可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネッ
トワークにおいて、全てのセグメント間で通信可能としたい。
セグメントAに割り当てるサブネットワークアドレスとして、
適切なものはどれか。ここで、図中の各セグメントの数値は、
上段がネットワークアドレス、下段がサブネットマスクを表す。

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問11
MPLSの説明として、適切なものはどれか。

ア IPプロトコルに暗号化や認証などのセキュリティ機能を付
  加するための規格である。
イ L2FとPPTPを統合して改良したデータリンク層のトンネリ
  ングプロトコルである。
ウ PPPデータフレームをIPパケットでカプセル化して、イン
  ターネットを通過させるためのトンネリングプロトコルで
  ある。
エ ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによって、IPアド
  レスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッ
  チング方式を用いたパケット転送技術である。


問12
IoTで利用される通信プロトコルであり、パブリッシュ/サブス
クライブ(Publish/Subscribe)型のモデルを採用しているものは
どれか。

ア 6LoWPAN
イ BLE
ウ MQTT
エ Wi-SU


(正解)

ウエウ

(本日のクリティカルフレーズ)
・問題に潜む、解答を導くフレーズを赤字で示しています。
 こうきたら、こう返すフレーズですので、要暗記です。
・紫字は解説となっています

問10
可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネッ
トワークにおいて、全てのセグメント間で通信可能としたい。
セグメントAに割り当てるサブネットワークアドレスとして、
適切なものはどれか。ここで、図中の各セグメントの数値は、
上段がネットワークアドレス、下段がサブネットマスクを表す。

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セグメントB   32 00100000
            224 11100000
           00100000(OR)
           00011111
          =00111111
       なので
00100000(32)から00111110(63)

サブネットの計算は以下省略な!

セグメントC  224 11100000
       252 11111100
       なので
224 から 227

セグメントD    64 01000000
          1    00000001     

64 から 128 

これに該当しない範囲にあればいい。

アは   0から127 BDに重なる
イは 128から255 Cに重なる
ウは 128から191 重ならない
エは 192から255 Cに重なる


問11
MPLSの説明として、適切なものはどれか。

ア IPプロトコルに暗号化や認証などのセキュリティ機能を付
  加するための規格である。
イ L2FとPPTPを統合して改良したデータリンク層のトンネリ
  ングプロトコルである。
ウ PPPデータフレームをIPパケットでカプセル化して、イン
  ターネットを通過させるためのトンネリングプロトコルで
  ある。
 ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによって、IPアド
  レスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッ
  チング方式を用いたパケット転送技術である。


問12
IoTで利用される通信プロトコルであり、パブリッシュ/サブス
クライブ(Publish/Subscribe)型のモデルを採用しているものは
どれか。

ア 6LoWPAN
イ BLE
ウ MQTT
エ Wi-SU