ITパスポートの令和2年秋の問題(全100問)を
3問ずつ解いていきます。問題の解き方や考え方をわ
かりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問97
公開鍵暗号方式では、暗号化のための鍵と復号のための鍵が必要
となる。4人が相互に通信内容を暗号化して送りたい場合は、全
部で8個の鍵が必要である。このうち、非公開にする鍵は何個か。
ア 1
イ 2
ウ 4
エ 6
問98
IoTエリアネットワークの構築に当たり、①〜③の通信規格の
使用を検討している。これらの通信規格を有線と無線に、したと
き、無線ネットワークに分類されるものだけを全て挙げたものは
どれか。
① BLE
② PLC
③ ZigBee
ア ①、②
イ ①、②、③
ウ ①、③
エ ②、③
問99
IoTデバイスとIoTサーバで構成され、IoTデバイスが計
測した外気温をIoTサーバへ送り、IoTサーバからの指示で
IoTデバイスに搭載されたモータが窓を開閉するシステムがあ
る。このシステムにおけるアクチュエータの役割として、適切な
ものはどれか。
ア IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受信する。
イ IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送信する。
ウ 外気温を電気信号に変換する。
エ 窓を開閉する。
問100
電子メールにディジタル署名を付与して送信するとき、信頼でき
る認証局から発行された電子証明書を使用することに比べて、送
信者が自分で作成した電子証明書を使用した場合の受信側のリス
クとして、適切なものはどれか。
ア 電子メールが正しい相手から送られてきたかどうかが確認で
きなくなる。
イ 電子メールが途中で盗み見られている危険性が高まる。
ウ 電子メールが途中で紛失する危険性が高まる。
エ 電子メールに文字化けが途中で発生しやすくなる。
(正解)
ウ
ウ
エ
ア
(クリティカル解説)
赤字が解答を導くフレーズ!クリティカルフレーズ!
問97
公開鍵暗号方式では、暗号化のための鍵と復号のための鍵が必要
となる。4人が相互に通信内容を暗号化して送りたい場合は、全
部で8個の鍵が必要である。このうち、非公開にする鍵は何個か。
秘密鍵と公開鍵、秘密鍵だけを非公開にすればいいので4つです。
ア 1
イ 2
ウ 4
エ 6
問98
IoTエリアネットワークの構築に当たり、①〜③の通信規格の
使用を検討している。これらの通信規格を有線と無線に、したと
き、無線ネットワークに分類されるものだけを全て挙げたものは
どれか。
① BLE Bluetooth の低電力版
② PLC コンセントの電力線を通信回線として利用
③ ZigBee センサなど小さな機器で使われる無線
ア ①、②
イ ①、②、③
ウ ①、③
エ ②、③
①はわかると思うので、エが消えます。
②も電力線は有線なので・・・って考えます。
問99
IoTデバイスとIoTサーバで構成され、IoTデバイスが計
測した外気温をIoTサーバへ送り、IoTサーバからの指示で
IoTデバイスに搭載されたモータが窓を開閉するシステムがあ
る。このシステムにおけるアクチュエータの役割として、適切な
ものはどれか。
ア IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受信する。
イ IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送信する。
ウ 外気温を電気信号に変換する。
エ 窓を開閉する。
アクチュエータはセンサの結果によって、何かしらの作用を起こ
すもの。 モータとかそういうのなのです。
問100
電子メールにディジタル署名を付与して送信するとき、信頼でき
る認証局から発行された電子証明書を使用することに比べて、送
信者が自分で作成した電子証明書を使用した場合の受信側のリス
クとして、適切なものはどれか。
ア 電子メールが正しい相手から送られてきたかどうかが確認で
きなくなる。
イ 電子メールが途中で盗み見られている危険性が高まる。
ウ 電子メールが途中で紛失する危険性が高まる。
エ 電子メールに文字化けが途中で発生しやすくなる。
電子証明書は公開鍵の正当性を保障するものです。
送信者が自分で作ったというのは、信頼性にかけますね。