にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20221224103753

まいにち高度 平成30年秋問題解説 問4 問5 問6

午前1免除も、ちょっと延びるので良かったっす。

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高度試験の平成30年秋午前1の問題(全30問)を
3問ずつ解いていきます。問題の解き方や考え方をわ
かりやすく、解説してみる連載です。

なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。

 

問4
2次元配列 A[i、j](i、jはいずれも0~99
の値をとる)のi>jである要素A[i、j]は全部で
幾つか。

ア 4,851
イ 4,950
ウ 4,999
エ 5,050


問5
メモリの誤り制御方式で、2ビットの誤り検出機能と、
1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるも
のはどれか。

ア 奇数パリティ
イ 水平パリティ
ウ チェックサム
エ ハミング符号


問6
ページング方式の仮想記憶において、あるプログラム
を実行したとき、1回のページフォールトの平均処理
時間は30ミリ秒であった。ページフォールト発生時の
処理時間が次の条件であったとすると、ページアウト
を伴わないページインだけの処理の割合は幾らか。


〔ページフォールト発生時の処理時間〕

(1)ページアウトを伴わない場合、ページインの処理
   時間は20ミリ秒である。

(2)ページアウトを伴う場合、置換えページの選択、
   ページアウト、ページインの合計処理時間計60ミ
   リ秒である。


ア 0.25
イ 0.33
ウ 0.67
エ 0.75


(正解でござんすよ)





(解説するぞなもし)


問4
iが0の時は0個
iが1の時はjは1なので1個
iが2の時はJは1と0なので2個

ということです。

問5
懐かしいですね。「訂正」だから
ハミング3分の1です。ふふ。

問6
ページインをP、ページアウトは1ーPで
表すことができます。

この関係性から

20P+60(1ーP)=30です。