今度は高度の午前1行ってみよー
高度試験の平成30年秋午前1の問題(全30問)を
3問ずつ解いていきます。問題の解き方や考え方をわ
かりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問1
任意のオペランドに対するブール演算Aの結果とブール
演算Bの結果が互いに否定の関係にあるとき、AはBの
(又は、BはAの)相補演算であるという。排他的論理和
の相補演算はどれか。
問2
コンピュータによる伝票処理システムがある。このシス
テムは、伝票データをためる待ち行列をもち、M/M/1の
待ち行列モデルが適用できるものとする。平均待ち時間
がT秒以上となるのは、処理装置の利用率が少なくとも
何%以上となったときか。ここで、伝票データをためる
待ち行列の特徴は次のとおりである。
伝票データは、ポアソン分布に従って到着する。
伝票データをためる数に制限はない。
1件の伝票データの処理時間は、平均T秒の指数分布に従う。
ア 33
イ 50
ウ 67
エ 80
問3
受験者1,000人の4教科のテスト結果は表のとおりであ
り、いずれの教科の得点分布も正規分布に従っていたとする。
90点以上の得点者が最も多かったと推定できる教科はどれ
か。
ア A
イ B
ウ C
エ D
(正解でござんすよ)
ア
イ
イ
(解説するぞなもし)
問1
排他的論理和の逆!
問2
{利用率/(1-利用率)}×T
を満たす利用率を求めましょお。
問3