9月といえばセプテンバー!
基本1情報処理技術者試験の平成30年春 午前の問題
(全80問)を3問ずつ解いていきます。問題の解き
方や考え方をわかりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。
問55
ITサービスマネジメントにおける問題管理で実施す
る活動のうち、事前予防的な活動はどれか。
ア インシデントの発生傾向を分析して、将来のイン
シデントを予防する方策を提案する。
イ 検出して記録した問題を分類して、対応の優先度
を設定する。
ウ 重大な問題に対する解決策の有効性を評価する。
エ 問題解決後の一定期間、インシデントの再発の有
無を監視する。
問56
サービスデスク組織の構造とその特徴のうち、ローカ
ルサービスデスクのものはどれか。
ア サービスデスクを1拠点又は少数の場所に集中す
ることによって、サービス要員を効率的に配置し
たり、大量のコールに対応したりすることができ
る。
イ サービスデスクを利用者の近くに配置することに
よって、言語や文化の異なる利用者への対応、専
用要員によるVIP対応などができる。
ウ サービス要員が複数の地域や部門に分散していて
も、通信技術を利用によって単一のサービスデス
クであるかのようにサービスが提供できる。
エ 分散拠点のサービス要員を含めた全員を中央で統
括して管理することによって、統制の取れたサー
ビスが提供できる。
問57
サーバに接続されたディスクのデータのバックアップ
に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 一定の期間を過ぎて利用頻度が低くなったデータ
は、現在のディスクから消去するとともに、バッ
クアップしておいたデータも消去する。
イ システムの本稼働開始日に全てのデータをバック
アップし、それ以降は作業時間を短縮するために、
更新頻度が高いデータだけをバックアップする。
ウ 重要データは、バックアップの媒体を取り違えな
いように、同一の媒体に上書きでバックアップす
る。
エ 複数のファイルに分散して格納されているデータ
は、それぞれのファイルへの一連の更新処理が終
了した時点でバックアップする。
(正解でござんすよ)
ア
イ
エ
(解説するぞなもし)
55
事前予防って書いているので、そのまんまどす!
56
ローカル=地元とか地域とか。そんななので、
ローカライズとかいう言葉もありますよね。
57
バックアップを上書きしたりしてはダメだし。
保管期間の終わっていないものの消去もダメでしゅ!