にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにち基本 平成30年春問題解説 問1 問2 問3

ゆるゆる全部で80問をやっていきます

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基本1情報処理技術者試験の平成30年春 午前の問題
(全80問)を3問ずつ解いていきます。問題の解き
方や考え方をわかりやすく、解説してみる連載です。
なお、問題の引用ルールはIPAに準じています。


問1
ある整数値を、負数を2の補数で表現する2進表記法
で表すと最下位2ビットは"11"であった。10進
表記法の下で、その整数値を4で割ったときの余りに
関する記述として、適切なものはどれか。ここで、除
算の商は、絶対値の小数点以下を切り捨てるものとす
る。

ア その整数値が正ならば3
イ その整数値が負ならば−3
ウ その整数値が負ならば3
エ その整数値の正負にかかわらず0


問2
図の線上を、点Pから点Rを通って、点Qに至る最短
経路は何通りあるか。

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ア 16
イ 24
ウ 32
エ 60

問3
AIにおけるディープラーニングの特徴はどれか。

ア "AならばBである"というルールを人間があら
  かじめ設定して、新しい知識を論理式で表現した
  ルールに基づく推論の結果として、解を求めるも
  のである。
イ 厳密な解でなくてもなるべく正解に近い解を得る
  ようにする方法であり、特定分野に特化せずに、
  広範囲で汎用的な問題解決ができるようにするも
  のである。
ウ 人間の脳神経回路を模倣して、認識などの知能を
  実現する方法であり、ニューラルネットワークを
  用いて、人間と同じような認識ができるようにす
  るものである。
エ 判断ルールを作成できる医療診断などの分野に限
  定されるが、症状から特定の病気に絞り込むとい
  った、確率的に高い判断ができる。


(正解でござんすよ)





(解説するぞなもし)


正の数の場合、11がそのまま下位2ビットとなるので。
111や1011などが考えられます。
これは10進数の7と11ですが、いずれも4で割ると
余りが3になります。

負の数であると仮定すると、11から1を引き(10)
反転させた数(01)なので101か1001になります。
これは10進数の−5か−9になるので、4で割ると余りが
−1になります。

したがって、該当する選択肢はアとなります。


PからRが6通り
RからQが10通りあり、60通りとなります。

 

ディープラーニングは人間の脳神経系を模倣したアルゴリ
ズムです。