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情報処理技術者試験の高度区分 午前1 令和元年秋
午前1問題(全30問)を解いていきます。
※高度区分の試験では午前1が共通の問題で行われま
す。(免除の方は受験しなくていいです)難易度は応
用情報レベルと言われていますが、油断すると落とす
くらい難しいですよ。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
※問題の引用についてはIPAのルールを遵守しています。
問7
キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述
のうち、最も適切なものはどれか。
ア 応答時間に最も影響があるボトルネックだけに着
目して、適切な変更を行うことによって、そのボ
トルネックの影響を低減又は排除することである。
イ システムの現在の応答時間を調査し、長期的に監
視することによって、将来を含めて応答時間を維
持することである。
ウ ソフトウェアとハードウェアをチューニングして、
現状の処理能力を最大限に引き出して、スループ
ットを向上させることである。
エ パフォーマンスの問題はリソースの過剰使用によ
って発生するので、特定のリソースの有効利用を
向上させることである。
問8
エネルギーハーベスティングの適用例として、適切な
ものはどれか。
ア AC電源で充電したバッテリで駆動される携帯電
話機
イ インバータ制御を用いるエアーコンディショナの
室外機
ウ スイッチを押す力を電力に変換して作動するRF
リモコン
エ 無停電電源装置を備えたデータサーバ
問9
データベースに媒体障害が発生したときのデータベー
スの回復法はどれか。
ア 障害発生時、異常終了したトランザクションを
ロールバックする。
イ 障害発生時点でコミットしていたがデータベース
の実更新がされていないトランザクションをロー
ルフォワードする。
ウ 障害発生時点でまだコミットもアボートもしてい
なかった全てのトランザクションをロールバック
する。
エ バックアップコピーでデータベースを復元し、バ
ックアップ取得以降にコミットした全てのトラン
ザクションをロールフォワードする。
(解答と解説)
問7
キャパシティ(容量)プランニング(計画)
ということなので、向上させることでもなんでもなく
て維持するためにはどうしたらいいか、という視点で
す。
イ システムの現在の応答時間を調査し、長期的に監
視することによって、将来を含めて応答時間を維
持することである。
問8
エネルギーハーベスティング(エネルギーを収穫する)
なので。
ウ スイッチを押す力を電力に変換して作動するRF
リモコン
問9
媒体障害はトランザクション自体が原因ではないので、
元に戻して再実行!しますよっ!
エ バックアップコピーでデータベースを復元し、バ
ックアップ取得以降にコミットした全てのトラン
ザクションをロールフォワードする。