禁断の高度区分に行きます。レッツゴー!
情報処理技術者試験の高度区分 午前1 令和元年秋
午前1問題(全30問)を解いていきます。
※高度区分の試験では午前1が共通の問題で行われま
す。(免除の方は受験しなくていいです)難易度は応
用情報レベルと言われていますが、油断すると落とす
くらい難しいですよ。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
※問題の引用についてはIPAのルールを遵守しています。
問1
問2
通信回線を使用したデータ伝送システムにM/M/1
の待ち行列モデルを適用すると、平均回線待ち時間、
平均伝送時間、回線利用率の関係は、次に式で表すこ
とができる。
回線利用率が0%から徐々に増加していく場合、平均
回線待ち時間が平均伝送時間よりも最初に長くなるの
は、回線利用率が幾つを超えたときか。
ア 0.4
イ 0.5
ウ 0.6
エ 0.7
問3
AIの機械学習における教師なし学習で用いられる手
法として、最も適切なものはどれか。
ア 幾つかのグループに分かれている既存データ間に
分離境界を定め、新たなデータがどのグループに
属するかはその分離境界によって判別するパター
ン認識手法
イ 数式で解を求めることが難しい場合に、乱数を使
って疑似データを作り、数値計算をすることによ
って解を推定するモンテカルロ法
ウ データ同士の類似度を定義し、その定義した類似
度に従って似たもの同士は同じグループに入るよ
うにデータをグループ化するクラスタリング
エ プロットされた時系列データに対して、曲線の当
てはめを行い、得られた近似曲線によってデータ
の補完や未来予測を行う回帰分析
(解答と解説)
問1
図に書きたいけど、言葉で説明します。
問題が、NOT A AND NOT B なので 変形すると A OR B
つうことです。
ア NOT A ーB これが正解です。
問2
通信回線を使用したデータ伝送システムにM/M/1
の待ち行列モデルを適用すると、平均回線待ち時間、
平均伝送時間、回線利用率の関係は、次に式で表すこ
とができる。
回線利用率が0%から徐々に増加していく場合、平均
回線待ち時間が平均伝送時間よりも最初に長くなるの
は、回線利用率が幾つを超えたときか。
ア 0.4
イ 0.5
ウ 0.6
エ 0.7
1を代入してみましょう
回線利用率が0の時は、当然1なのですが
ア 1X0.4/(1-0.4)=0.6666
イ 1X0.5/(1-0.5)=1
なので、イが正解になります。
問3
AIの機械学習における教師なし学習で用いられる手
法として、最も適切なものはどれか。
ア 幾つかのグループに分かれている既存データ間に
分離境界を定め、新たなデータがどのグループに
属するかはその分離境界によって判別するパター
ン認識手法
イ 数式で解を求めることが難しい場合に、乱数を使
って疑似データを作り、数値計算をすることによ
って解を推定するモンテカルロ法
ウ データ同士の類似度を定義し、その定義した類似
度に従って似たもの同士は同じグループに入るよ
うにデータをグループ化するクラスタリング
エ プロットされた時系列データに対して、曲線の当
てはめを行い、得られた近似曲線によってデータ
の補完や未来予測を行う回帰分析
教師なし学習はラベル(正解)を与えない学習法です。
教師なしといえば、クラスタリング。ウです。