今週ちょっと多めですが、明日で終わりなので終わら
せますねー。
基本情報処理技術者試験の令和元年問題を解いていき
ます。問題の解き方や考え方をなるべくわかりやすく、
解説してみる連載です。
※問題の引用についてはIPAのルールに則っております。
問73
生産現場における機械学習の活用事例として、適切な
ものはどれか。
ア 工場における不良品の発生原因をツリー状に分解
して整理し、アナリストが統計的にその原因や解
決策を探る。
イ 工場の生産設備を高速通信で接続し、ホストコン
ピュータがリアルタイムで制御できるようにする。
ウ 工場の生産ロボットに対して作業方法をプログラ
ミングするのではなく、ロボット自らが学んで作
業の効率を高める。
エ 累積生産量が倍増するたびに工場従業員の生産性
が向上し、一定の比率で単位コストが減少する。
問74
BCP(事業継続計画)の策定、運用に関する記述と
して、適切なものはどれか。
ア ITに依存する業務の復旧は、技術的に容易であ
ることを基準に優先付けする。
イ 計画の内容は、経営戦略上の重要事項となるので、
上級管理者だけに周知する。
ウ 計画の内容は、自社組織が行う範囲に限定する。
エ 自然災害に加え、情報システムの機器故障やマル
ウェア感染も検討範囲に含める。
問75
CIOの果たすべき役割はどれか。
ア 各部門の代表として、自部門のシステム化案を情
報システム部門に提示する。
イ 情報技術に関する調査、利用研究、関連部門への
教育などを実施する。
ウ 全社的観点から情報化戦略を立案し、経営戦略と
の整合性の確認や評価を行う。
エ 豊富な業務経験、情報技術の知識、リーダシップ
をもち、プロジェクトの運営を管理する。
問76
製品X及びYを生産するために2種類の原料A、Bが
必要である。製品1個の生産に必要となる原料の量と
調達可能量は表に示すとおりである。製品XとYの1
個当たりの販売利益が、それぞれ100円、150円
であるとき、最大利益は何円か。
ア 5、000
イ 6、000
ウ 7、000
エ 8、000
(解答と解説)
問73
機械学習なので、ロボットが自ら学ぶ!です。
ウ 工場の生産ロボットに対して作業方法をプログラ
ミングするのではなく、ロボット自らが学んで作
業の効率を高める。
問74
BCP(事業継続計画)はファシリティ。施設や建物
を維持し、いかに業務を継続するかです。
エ 自然災害に加え、情報システムの機器故障やマル
ウェア感染も検討範囲に含める。
問75
CIOといえば情報部門のトップです。
ウ 全社的観点から情報化戦略を立案し、経営戦略と
の整合性の確認や評価を行う。
問76
製品X及びYを生産するために2種類の原料A、Bが
必要である。製品1個の生産に必要となる原料の量と
調達可能量は表に示すとおりである。製品XとYの1
個当たりの販売利益が、それぞれ100円、150円
であるとき、最大利益は何円か。
A 2X+Y=100
B X+2Y=80
上を変形して
X+2(100-2X)=80
−3X=ー120
X=40
なので、X=40こ、そこから考えるとY=20なので
4000+3000=7000
ウ 7、000