にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20240615101703

まいにち基本 令和元年問題解説 問13 問14 問15 問16

デイジーチェーンといえばSCSIですかね。

f:id:koharuwest:20191214235024p:plain

基本情報処理技術者試験の令和元年問題を解いていき
ます。問題の解き方や考え方をなるべくわかりやすく、
解説してみる連載です。

※問題の引用についてはIPAのルールに則っております。

問13
メイン処理、及び表に示す二つの割込みA、Bの処理
があり、多重割込みが許可されている。割込みA、B
が図のタイミングで発生するとき、0ミリ秒から5ミ
リ秒までの間にメイン処理が利用できるCPU時間は
何ミリ秒か。ここで、割込み処理の呼出し及び復帰に
伴うオーバヘッドは無視できるものとする。

f:id:koharuwest:20191220230434p:plain

ア 2
イ 2.5
ウ 3.5
エ 5

問14
次に示す接続のうち、デイジーチェーン接続と呼ばれ
る接続方法はどれか。


ア PCと計測機器とをRS−232Cで接続し、P
  CとプリンタとをUSBを用いて接続する。
イ Thunderbolt接続コネクタが2口ある4kディス
  プレイ2台を、PCのThunderbolt接続ポートか
  ら1台目のディスプレイにケーブルで接続し、
  さらに、1台目のディスプレイと2台目のディス
  プレイとの間をケーブルで接続する。
ウ キーボード、マウス、プリンタをUSBハブにつ
  なぎ、USBハブとPCとを接続する。
エ 数台のネットワークカメラ及びPCをネットワー
  クハブに接続する。


問15
RAIDの分類において、ミラーリングを用いること
で信頼性を高め、障害発生時には冗長ディスクを用い
てデータ復元を行う方式はどれか。

ア RAID1
イ RAID2
ウ RAID3
エ RAID4

問16
2台の処理装置から成るシステムがある。少なくとも
いずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率と、
2台とも正常に動作しなければならないときの稼働率
の差は幾らか。ここで、処理装置の稼働率はいずれも
0.9とし、処理装置以外の要因は考慮しないものと
する。

ア 0.09
イ 0.1
ウ 0.18
エ 0.19

 

 (解答と解説)

 

問13
時系列で並べるとこうなる。

0   B
0.5 B
1   A
1.5 B (割り込みの続き)
2     
2.5 A

3.5 A

4.5
5      B

となって、空白の合計は2。正解ア


問14
デイジーチェーンは数珠つなぎのこと。
おじさん感涙。

正解イ

問15

ア RAID1 ミラー
イ RAID2 ストライピング
ウ RAID3 ストライピング(誤り訂正)
エ RAID4 ストライピング(ブロック書き込み)

なので、正解ア

問16
2台の処理装置から成るシステムがある。少なくとも
いずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率と、
2台とも正常に動作しなければならないときの稼働率
の差は幾らか。ここで、処理装置の稼働率はいずれも
0.9とし、処理装置以外の要因は考慮しないものと
する。

ア 0.09
イ 0.1
ウ 0.18
エ 0.19


並列の稼働率と直列の稼働率を求める。

直列は 0.9*0.9なので 0.81
並列はトトトを書いて
 1ー(1ーA)(1ーB)
0.99となり、差は0.18

正解ウ