デイジーチェーンといえばSCSIですかね。
基本情報処理技術者試験の令和元年問題を解いていき
ます。問題の解き方や考え方をなるべくわかりやすく、
解説してみる連載です。
※問題の引用についてはIPAのルールに則っております。
問13
メイン処理、及び表に示す二つの割込みA、Bの処理
があり、多重割込みが許可されている。割込みA、B
が図のタイミングで発生するとき、0ミリ秒から5ミ
リ秒までの間にメイン処理が利用できるCPU時間は
何ミリ秒か。ここで、割込み処理の呼出し及び復帰に
伴うオーバヘッドは無視できるものとする。
ア 2
イ 2.5
ウ 3.5
エ 5
問14
次に示す接続のうち、デイジーチェーン接続と呼ばれ
る接続方法はどれか。
ア PCと計測機器とをRS−232Cで接続し、P
CとプリンタとをUSBを用いて接続する。
イ Thunderbolt接続コネクタが2口ある4kディス
プレイ2台を、PCのThunderbolt接続ポートか
ら1台目のディスプレイにケーブルで接続し、
さらに、1台目のディスプレイと2台目のディス
プレイとの間をケーブルで接続する。
ウ キーボード、マウス、プリンタをUSBハブにつ
なぎ、USBハブとPCとを接続する。
エ 数台のネットワークカメラ及びPCをネットワー
クハブに接続する。
問15
RAIDの分類において、ミラーリングを用いること
で信頼性を高め、障害発生時には冗長ディスクを用い
てデータ復元を行う方式はどれか。
ア RAID1
イ RAID2
ウ RAID3
エ RAID4
問16
2台の処理装置から成るシステムがある。少なくとも
いずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率と、
2台とも正常に動作しなければならないときの稼働率
の差は幾らか。ここで、処理装置の稼働率はいずれも
0.9とし、処理装置以外の要因は考慮しないものと
する。
ア 0.09
イ 0.1
ウ 0.18
エ 0.19
(解答と解説)
問13
時系列で並べるとこうなる。
0 B
0.5 B
1 A
1.5 B (割り込みの続き)
2
2.5 A
3
3.5 A
4
4.5
5 B
となって、空白の合計は2。正解ア
問14
デイジーチェーンは数珠つなぎのこと。
おじさん感涙。
正解イ
問15
ア RAID1 ミラー
イ RAID2 ストライピング
ウ RAID3 ストライピング(誤り訂正)
エ RAID4 ストライピング(ブロック書き込み)
なので、正解ア
問16
2台の処理装置から成るシステムがある。少なくとも
いずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率と、
2台とも正常に動作しなければならないときの稼働率
の差は幾らか。ここで、処理装置の稼働率はいずれも
0.9とし、処理装置以外の要因は考慮しないものと
する。
ア 0.09
イ 0.1
ウ 0.18
エ 0.19
並列の稼働率と直列の稼働率を求める。
直列は 0.9*0.9なので 0.81
並列はトトトを書いて
1ー(1ーA)(1ーB)
0.99となり、差は0.18
正解ウ