にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにちあいぱす 令和元年問題解説 問37 問38 問39 問40

冬ですが、心の中はホットですか?

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ITパスポート試験の令和元年秋問題を解いていき
ます。問題の解き方や考え方をなるべくわかりやす
く、解説してみる連載です。 

問37
内部統制におけるモニタリングの説明として、適切な
ものはどれか。

ア 内部統制が有効に働いていることを継続的に評価
  するプロセス
イ 内部統制に関わる法令その他の規範の遵守を促進
  するプロセス
ウ 内部統制の体制を構築するプロセス
エ 内部統制を阻害するリスクを分析するプロセス

問38
システム開発プロジェクトの開始時に、開発途中で利
用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗
に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れ
にならないようにする対応策として、最も適切なもの
はどれか。

ア 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客
  に宣言する。
イ 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略して
  テスト期間を短縮する。
ウ 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取
  りやめることを計画に盛り込む。
エ 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と
  合意しておく。

問39
共通フレームの定義に含まれているものとして、適切
なものはどれか。

ア 各工程で作成する成果物の文書化に関する詳細な
  規定
イ システムの開発や保守の各工程の作業項目
ウ システムを構成するソフトウェアの信頼性レベル
  や保守性レベルなどの尺度の規定
エ システムを構成するハードウェアの開発に関する
  詳細な作業項目

問40
アジャイル開発の方法論であるスクラムに関する記述
として、適切なものはどれか。

ア ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセ
  スを改善するために、その組織の成熟度レベルを
  段階的に定義したものである。
イ ソフトウェア開発とその取引において、取得者と
  供給者が、作業内容の共通の物差しとするために
  定義したものである。
ウ 複雑で変化の激しい問題に対応するためのシステ
  ム開発のフレームワークであり、反復的かつ漸進
  的な手法として定義したものである。
エ プロジェクトマネジメントの知識を体系化したも
  のであり、複数の知識エリアから定義されている
  ものである。

 

 

(解答と解説)



問37
モニタリングは継続的にフォローアップなのでアです。

問38
話題になった問題です。

ア 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客
  に宣言する。
前提をひっくり返しちゃダメです。気持ちはわかる。

イ 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略して
  テスト期間を短縮する。
品質が低下します。

ウ 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取
  りやめることを計画に盛り込む。
これもダメです。

エ 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と
  合意しておく。
これが正解になります。


問39
共通フレームからSLCP!ときたでしょうか。
正解はエです。

問40
アジャイルといえば「反復」「漸進的」なので、
ウが正解です。