人工知能に関する問題が出されています。
ITパスポート試験の令和元年秋問題を解いていき
ます。問題の解き方や考え方をなるべくわかりやす
く、解説してみる連載です。
問21
ディープラーニングに関する記述として、最も適切な
ものはどれか。
ア 営業、マーケティング、アフタサービスなどの顧
客に関わる部門間で情報や業務の流れを統合する
仕組み
イ コンピュータなどのディジタル機器、通信ネット
ワークを利用して実施される教育、学習、研修の
形態
ウ 組織内の各個人がもつ知識やノウハウを組織全体
で共有し、有効活用する仕組み
エ 大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデル
で解析することによって、コンピュータ自体がデ
ータの特徴を抽出、学習する技術
問22
人工知能の活用事例として、最も適切なものはどれか。
ア 運転手が関与せずに、自動車の加速、操縦、制動
の全てをシステムが行う。
イ オフィスの自席にいながら、会議室やトイレの空
き状況がリアルタイムに分かる。
ウ 銀行のような中央管理者を置かなくても、分散型
の合意形成技術によって、取引の承認を行う。
エ 自宅のPCから事前に入力し、窓口に行かなくて
も自動で振替や振込を行う。
問23
統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを
解析して、新たなサービスや価値を生み出すためのヒ
ントやアイディアを抽出する役割が重要となっている。
その役割を担う人材として、最も適切なものはどれか。
ア ITストラテジスト
イ システムアーキテクト
ウ システムアナリスト
エ データサイエンティスト
問24
著作権法における著作権に関する記述のうち、適切な
ものはどれか。
ア 偶然に内容が類似している二つの著作物が同時期
に創られた場合、著作権は一方の著作者だけに認
められる。
イ 著作権は、権利を取得するための申請や登録など
の手続が不要である。
ウ 著作権法の保護対象には、技術的思想も含まれる。
エ 著作物は、創作性に加え新規性も兼ね備える必要
がある。
(解答と解説)
問21
ディープラーニング(深層学習)ですが、説明そのま
まにエが正解になります。
問22
ア 運転手が関与せずに、自動車の加速、操縦、制動
の全てをシステムが行う。
自動運転ですね。これが正解です。
イ オフィスの自席にいながら、会議室やトイレの空
き状況がリアルタイムに分かる。
Iotですかね。
ウ 銀行のような中央管理者を置かなくても、分散型
の合意形成技術によって、取引の承認を行う。
ブロックチェーンです
エ 自宅のPCから事前に入力し、窓口に行かなくて
も自動で振替や振込を行う。
オンラインバンキング?
問23
データサイエンティストといいます。エです。
問24
ア 偶然に内容が類似している二つの著作物が同時期
に創られた場合、著作権は一方の著作者だけに認
められる。
いえ、両方に認められるケースが多いです。
イ 著作権は、権利を取得するための申請や登録など
の手続が不要である。
その通りです。無方式主義といいます。
ウ 著作権法の保護対象には、技術的思想も含まれる。
思想は保護されないですね。
エ 著作物は、創作性に加え新規性も兼ね備える必要
がある。
新規性がある必要はありません。