にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

20221224103753

まいにち基本 平成31年春午後問題解説 問7 その2

システム戦略の問題 その2!
前回がきっちりできてると、解けるやつです!

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午後の問題を少しずつ解説していく連載です。
・赤字は「私ならここに線を引くなぁ」という場所。
・青字は私が考えたことや注釈などです。
皆さんも一緒に問題を読みながら、解答の方法をトレ
ースしてみていただけたら、幸いです。

問7 システム戦略
製造業における情報システムの統合に関する次の記述
を読んで、設問1~3に答えよ。

設問2
情報システムの運用保守コストに関する次の記述中の
(  )に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。

 本社の情報システム部門による調査の結果、情報シ
ステムの運用保守コストとして、設計システムのそれ
ぞれには年間2億円、需要予測システムのそれぞれに
は年間3億円、調達システムのそれぞれには年間1億
円が掛かっていることが分かった。

 それらに加えて、調達システムのそれぞれには、各
製造工場が製造する製品の年間の取扱高の0.1%
の運用保守コストが掛かっていることが分かった。
 また、システム間のデータ連携のための経路(以下、
データ連携経路という)の運用保守コストとして、デ
ータ連携経路一つ当たり年間0.1億円が掛かってい
ることが分かった。今後においても、今までデータ連
携していないシステム間に新たなデータ連携経路を一
つ作成した場合、データ連携経路の運用保守コストは
年間0.1億円増加する。

 2018年度のT社の設計システム、需要予測シス
テム、調達システム及びデータ連携経路の年間の運用
保守コストの合計は( e )億円であった。設計シ
ステム、需要予測システム及び調達システムを全社で
それぞれ一つに統合できれば、これらのシステム及び
データ連携経路の年間の運用保守コストの合計は
( f )億円となる。

ここで、取扱高などの前提条件は変わらないものとす
る。また、一つのシステムを複数の事業部や製造工場
で共用する場合でも、共用するシステムの運用保守コ
ストは一つの事業部や製造工場が単独で利用する場合
と変わらないものとする。

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設問3
Gシステムの廃棄に関する次の記述中の に入れる適
切な答えを、解答群の中から選べ。

 本社の情報システム部門は、Gシステムの保守サポ
ート期間の終了が迫っているので、Gシステムを廃棄
し、他の需要予測システムによって代替できるかどう
かを検討した。
 新たなデータ連携経路を作成することなくGシステ
ムとの代替が可能な需要予測システムは( g )。

 

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 設問2


e ウ

この会社では
設計システム 3
需要予測システム 3
調達システム 4
が稼働しているので


設計システム 3*2
需要予測システム 3*3
調達システム 4*1
19億円かかっている。

さらに、図1の合計を合計すると
1500億円取り扱っているので+1.5億円

さらに、連携経路は12となるので。
+1.2億円

21.7億円となる。


f ウ


単純化していいなら、
設計システム 1*2
需要予測システム 1*3
調達システム 1*1
6億円

1500億円取り扱っているので
+1.5億円

さらに、連携経路は2となるので。
+0.2億円

7.7億円となる。




設問3 

g イ

Gシステムを利用しているのは、
VとXです。
VとXに連携しているのは、Fしかないです。


(次回に続く!)