組み込みシステムや情報システム設計を要件定義に
あわせ、どう最適化していくかという、上流工程を
担当される方の技術を認定する資格試験です。
エンベデッドの合格はベースになるような気がしま
すがそんなに意識する必要もないかと思います。
いわゆる一般知識の出題はほとんどなく、専門的な
知識が要求され難易度は高いです。
IPA試験では四天王(SC NW DB ES)
のちょっと上。中ボスと言ったところでしょうか。
基本データ
実施時期
秋試験のみ(10月第3週実施)
試験時間
午前1 多岐選択式 30問(50分)
午前2 多岐選択式 25問(40分)
午後1 記述式 3問 2問解答(90分)
午後2 論述式 2問 1問解答(120分)
※午前1は免除あり
免除の条件
・応用情報、他のスペシャリスト合格者
(合格証書の番号が必要)
・他のスペシャリスト午前1合格者
(午前1通過者番号が必要)
・情報処理安全確保支援士試験合格者
(合格証書の番号が必要)
については、以降2年間午前1が免除されます。
合格基準と配点
午前12 全体の60%以上の得点
午後1 全体の60%以上の得点
午後2 論述問題について判定「A」
※午前午後ⅠⅡそれぞれに合格しないと、以降の採
点はされません。
合格率
約12%程度
※発表は試験から約2ヶ月後。
分析
試験について
午前・午後の試験問題冊子は当日公式で発表になり
ます。ですが、解答例は午前1と2のみです。
午後の解答例は別の日になります。
※約1ヶ月先です。
午前問題について
午前1は高度試験共通です。応用情報から来る人は
免除になっていることも多いと思います。内容は応
用情報の午前問題レベルが同じものです。
午前2になると、ようやく分野別の問題になります。
過去問からの出題率が約5割程度ありますので。過
去問をしっかり勉強しましょう。
午後問題について
午後1では長文3題から2問を選択します。記号選
択もあれば、記述する部分もあります。ここは他の
スペシャリストと同じです。
午後2は
論述式となります。自分の業務経験などを元に問わ
れた点について論述していきます。いきあたりばっ
たりではなく構成をしっかりと考え、記述する必要
があります。
対策・勉強法
論述問題はあらかじめパターン化してネタをストッ
クしておくことと、本にもサンプル的な解答例があ
るので真似して何度も練習しましょう。
論述については誰かのチェックを受けた方がいいの
で、合格者の方に指導していただいたり、通信教育
などがオススメですよ。