大人の事情で、4問ずつのペースあっぷなのです。
・・・ついてこれるかしら?
あいぱすの平成30年春の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
問37
システム開発プロジェクトにおける、プロジェクト
人的資源マネジメントの活動として、適切なものは
どれか。
ア 外部設計で作成する成果物の種類を決める。
イ 結合テストのスケジュールを作成する。
ウ システム要件定義を行うための人件費を見積も
る。
エ プログラミングのスキルを高めるためのトレー
ニングを行う。
問38
オンラインモールを運営するITサービス提供者が、
ショップのオーナとSLAで合意する内容として、
適切なものはどれか。
ア アプリケーション監視のためのソフトウェア開
発の外部委託及びその納期
イ オンラインサービスの計画停止を休日夜間に行
うこと
ウ オンラインモールの利用者への新しい決済サー
ビスの公表
エ 障害復旧時間を短縮するためにPDCAサイク
ルを通してプロセスを改善すること
問39
部門Aと部門Bが利用している情報システムにお
いて、サポート部門が、利用者Cから、ネットワ
ーク上のプリンタからレポートが印刷できないと
いう障害の通報を受けた。
レポートの印刷の障害に関してSLAで次のよう
に定めているとき、サポート部門の行動のうち、
SLAを遵守しているものはどれか。
・障害通報の受付後20分以内に、各利用部門の管
理者に障害発生を連絡する。
・障害通報の受付後2時間以内に、障害を解決して
通報者及び各利用部門の管理者に障害復旧を連絡
する。
ア 受付後すぐに原因調査を行い、対策を実施した。
受付の30分後に利用者C及び部門Aと部門B
の管理者に障害発生と障害復旧を連絡した。
イ 受付の10分後に部門Aと部門Bの管理者に障
害発生を連絡した。対策を実施し、受付の1時
間後に部門Aと部門Bの管理者に障害復旧を連
絡した。
ウ 受付の10分後に部門Aの管理者、30分後に
部門Bの管理者に障害発生を連絡した。対策を
実施し、受付の1時間後に利用者C及び部門A
と部門Bの管理者に障害復旧を連絡した。
エ 受付の15分後に部門Aと部門Bの管理者に障
害発生を連絡した。対策を実施し、受付の1時
間後に利用者C及び部門Aと部門Bの管理者に
障害復旧を連絡した。
問40
ITガバナンスに関する記述として、適切なものは
どれか。
ア ITベンダが構築すべきものであり、それ以外
の組織では必要ない。
イ ITを管理している部門が、全社のITに関す
る原則やルールを独自に定めて周知する。
ウ 経営者がITに関する原則や方針を定めて、各
部署で方針に沿った活動を実施する。
エ 経営者の責任であり、ITガバナンスに関する
活動は全て経営者が行う。
(解答と解説)
問37
人的資源マネジメント、人の管理だな・・・と考え
てみると。正解はエでしょう。費用とかは、ちょっ
と別の問題ですよね。
問38
SLAはサービスレベルの合意。どの程度のサービ
スを行うのか、あらかじめ価値観を共有することで
す。よって、正解はイになります。
問39
条件を残しておきますね。
・障害通報の受付後20分以内に、各利用部門の管
理者に障害発生を連絡する。
・障害通報の受付後2時間以内に、障害を解決して
通報者及び各利用部門の管理者に障害復旧を連絡
する。
ア 受付後すぐに原因調査を行い、対策を実施した。
受付の30分後に利用者C及び部門Aと部門B
の管理者に障害発生と障害復旧を連絡した。
連絡してないのでダメです。
イ 受付の10分後に部門Aと部門Bの管理者に障
害発生を連絡した。対策を実施し、受付の1時
間後に部門Aと部門Bの管理者に障害復旧を連
絡した。
通報者に報告してないですよね。
ウ 受付の10分後に部門Aの管理者、30分後に
部門Bの管理者に障害発生を連絡した。対策を
実施し、受付の1時間後に利用者C及び部門A
と部門Bの管理者に障害復旧を連絡した。
部門Bの連絡が遅れてます。
エ 受付の15分後に部門Aと部門Bの管理者に障
害発生を連絡した。対策を実施し、受付の1時
間後に利用者C及び部門Aと部門Bの管理者に
障害復旧を連絡した。
正解はこれですね。
問40
ITガバナンスとはITを経営に積極的に導入する
働きかけのことです。主に経営者がやります。
ア ITベンダが構築すべきものであり、それ以外
の組織では必要ない。
こういう、言い切る形は不正解が多いですね。
イ ITを管理している部門が、全社のITに関す
る原則やルールを独自に定めて周知する。
独自じゃダメですよね。
ウ 経営者がITに関する原則や方針を定めて、各
部署で方針に沿った活動を実施する。
これが正解でしょう。
エ 経営者の責任であり、ITガバナンスに関する
活動は全て経営者が行う。
これも全て、なんていう絶対形です。
それでは、またお会いしましょお!