にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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まいにちあいぱす 平成29年秋 問77 問78 問79 問80

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まいにち、平成29年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。

問77
PDCAモデルに基づいてISMSを運用している組
織において、サーバ運用管理手順書に従って定期的に、
「ウイルス検知用の定義ファイルを最新版に更新する」
作業を実施している。この作業は、PDCAモデルの
どのプロセスで実施されるか。

ア P
イ D
ウ C
エ A

問78
ネットワークを構成する機器であるルータがもつルー
ティング機能の説明として、適切なものはどれか。

ア 会社が支給したモバイル端末に対して、システム
  設定や状態監視を集中して行う。

イ 異なるネットワークを相互接続し、最適な経路を
  選んでパケットの中継を行う。

ウ 光ファイバと銅線ケーブルを接続し、流れる信号
  を物理的に相互変換する。

エ ホスト名とIPアドレスの対応情報を管理し、端
  末からの問合せに応答する。

問79
Aさんは次の送信先を指定して電子メールを送信した。
この電子メールの受信者が知ることのできる情報の説
明として、適切なものはどれか。

〔送信先〕
To:Bさん、Cさん
Cc:Dさん
Bcc:Eさん、Fさん


ア Bさんは、同じメールがEさんにも送信されてい
  ることが分かる。

イ Cさんは、同じメールがBさんとDさんにも送信
  されていることが分かる。

ウ Dさんは、同じメールがEさんにも送信されてい
  ることが分かる。

エ Eさんは、同じメールがCさんとFさんにも送信
  されていることが分かる。


 

問80
ISMS適合性評価制度において、組織がISMS認
証を取得していることから判断できることだけを全て
挙げたものはどれか。

a 組織が運営するWebサイトを構成しているシス
  テムには脆弱性がないこと
b 組織が情報資産を適切に管理し、それを守るため
  の取組みを行っていること

c 組織が提供する暗号モジュールには、暗号化機能、
  署名機能が適切に実装されていること

ア a
イ b
ウ b、c
エ c

 

 


(解答と解説)

問77
「ウイルス検知用の定義ファイルを最新版に更新する」
これはP(計画)D(実行)C(評価)A(改善)
のどれに該当するか。という問題。

「する」という語尾からも「D」でよさそう。
正解は「イ」ですね。

問78
ルータはLANとLANをつなげる働きって覚えてお
っけ。

イ 異なるネットワークを相互接続し、最適な経路を
  選んでパケットの中継を行う。

これが該当します。正解は「イ」です。

問79
To:Bさん、Cさん(これはお互いに同報者がわかる)
Cc:Dさん (これも同報者はわかります)
Bcc:Eさん、Fさん (これはわかりません)

ア Bさんは、同じメールがEさんにも送信されてい
  ることが分かる。

いえ、わからんのですよ。BCC欄は。

イ Cさんは、同じメールがBさんとDさんにも送信
  されていることが分かる。

これが正解ですね。

ウ Dさんは、同じメールがEさんにも送信されてい
  ることが分かる。

BCCにいる人は分かりません。

エ Eさんは、同じメールがCさんとFさんにも送信
  されていることが分かる。

Cさんはわかるけど、Fさんは分かりません。
なので、正解は「イ」となります。

問80
ISMS適合性評価制度ってなあに?というお話です。

情報資産が適切に管理されているか、ということを第
三者機関が認証する仕組みなので
「イ」が正解になります。

 

次回もよろしくお願いします!