昨日は送別会でした。惜しまれる人は挨拶も短いw
私もそうなれるようにガンバリマス。
まいにち、平成29年秋の問題を解いていきます。
問題の解き方や考え方をわかりやすく、解説してみる
連載です。
問73
月曜日から金曜日までの業務で、ハードディスクに格
納された複数のファイルを使用する。ハードディスク
の障害に対応するために、毎日の業務終了後、別のハ
ードディスクにバックアップを取得する。バックアッ
プ取得の条件を次のとおりとした場合、月曜日から金
曜日までのバックアップ取得に要する時間の合計は何
分か。
(バックアップ取得の条件)
業務に使用するファイルは6、000個であり、ファ
イル1個のサイズは3Mバイトである。
1日の業務で更新されるファイルは1、000個であ
り、更新によってファイルのサイズは変化しない。
ファイルを別のハードディスクに複写する速度は10
Mバイト/秒であり、バックアップ作業はファイル1
個ずつ、中断することなく連続して行う。
月曜日から木曜日までは、その日に更新されたファイ
ルだけのバックアップを取得する。金曜日にはファイ
ルの更新の有無にかかわらず、全てのファイルのバッ
クアップを取得する。
ア 25
イ 35
ウ 50
エ 150
問74
停電や落雷などによる電源の電圧の異常を感知したと
きに、それをコンピュータに知らせると同時に電力の
供給を一定期間継続して、システムを安全に終了させ
たい。このとき、コンピュータと電源との間に設置す
る機器として、適切なものはどれか。
ア DMZ
イ GPU
ウ UPS
エ VPN
問75
CPUの性能に関する記述のうち、適切なものはどれ
か。
ア 32ビットCPUと64ビットCPUでは、32
ビットCPUの方が一度に処理するデータ長を大
きくできる。
イ CPU内のキャッシュメモリの容量は、少ないほ
ど処理速度が向上する。
ウ 同じ構造のCPUにおいて、クロック周波数を上
げると処理速度が向上する。
エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは、
デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の
数を多くできる。
問76
データベースの処理に関する次の記述中のa、bに入
れる字句の適切な組合せはどれか。
データベースに対する処理の一貫性を保証するために、
関連する一連の処理を一つの単位にまとめて処理する
ことを( a )といい、( a )が正常に終了し
なかった場合に備えて( b )にデータの更新履歴
を取っている。
a b
ア 正規化 バックアップファイル
イ 正規化 ログファイル
ウ トランザクション処理 バックアップファイル
エ トランザクション処理 ログファイル
(解答と解説)
問73
業務に使用するファイルは6、000個であり、ファ
イル1個のサイズは3Mバイトである。
1日の業務で更新されるファイルは1、000個であ
り、更新によってファイルのサイズは変化しない。
3MX1000なので1日あたり3G
ファイルを別のハードディスクに複写する速度は10
Mバイト/秒であり、バックアップ作業はファイル1
個ずつ、中断することなく連続して行う。
3000M/10=300秒 1日あたり5分
月曜日から木曜日までは
5分が4日間なので20分間かかる。
金曜日にはファイルの更新の有無にかかわらず、全て
のファイルのバックアップを取得する。
3MX6000なので1日あたり18G
18000M/10=1800秒 30分
なので、20+30は50分間となる。
正解は「ウ」
問74
システムを安全に終了させたい。
これがキーワードになります。無停電電源装置となる
ので。正解は「ウ」になります。
問75
CPUの性能に関する記述のうち、適切なものはどれ
か。
ア 32ビットCPUと64ビットCPUでは、32
ビットCPUの方が一度に処理するデータ長を大
きくできる。
32ビットは32個、64ビットは64個データを扱
える(正確ではないよ)なんて覚えてね。違います。
イ CPU内のキャッシュメモリの容量は、少ないほ
ど処理速度が向上する。
キャッシュはCPUのスピードと外部処理装置のスピ
ードの格差を埋めるものです。大きければいい。
エ デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは、
デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の
数を多くできる。
デュエルは2つ。クアッドは4つなので違います。
「ウ」が正解になります。クロック周波数は指揮者の
テンポ。テンポが上がれば当然演奏は早くなります。
問76
間違いやすい問題です。
バックアップファイルが使用されるのはデータベース
システム全体の異常終了の場合です。
なので、正解は「エ」となります。
次回もよろしくおねがいします!