今日はIT技術者としての基礎資格。基本情報処理技
術者についてお話します~!
ITパスポートがIT技術を通常業務で有効活用する
立場に対し、基本情報は合格者に「開発とか教えたら
ちゃんとできるよ!」という、いわゆるSEへの入り
口資格となっています。
基本データ
基本情報技術者試験(レベル2)
実施時期
春(4月第3日曜日)
秋(10月第3日曜日)
試験時間
午前 多岐選択式 80問(150分)
午後 多岐選択式 13問中7問解答(150分)
合格基準と配点
午前 各1.25点 全体の60%以上の得点
午後1 情報セキュリティ(必須)12点
2 6問中4問を選択 各12点×4=48点
3 データ構造・アルゴリズム(必須)20点
4 ソフトウエア開発
(C・COBOL・Java・アセンブラ・表計算)
から1つ選択 20点
合格率
約24%程度 ※発表は試験から約1ヶ月後。
分析
試験について
試験問題冊子・解答例は当日公式で発表になります。
試験終了したその日に答え合わせができるのはうれ
しい。公式解答を待つモヤモヤは少ないですなあ。
午前問題について
150分の長丁場です。ITパスポートとは出題範
囲が約8割ほどかぶります。
なので、ITパスポートをやってきた人が基本情報
をやると、結構できるので驚くかもしれません。
あと、他のジャンルと違うところ。
午前試験の免除制度があります。専門学校などで実
施する規定の講座を受講し、テストに合格すると午
前をパスできます。利用できる人は使ってみてはい
かがでしょうか。免除になれば、午後に集中できて
いい感じ!ですよね!
午後問題について
必須問題は仕方がないのですが、選択問題はそれぞ
れ問題の難易度が違ったりするので、その場で判断
して解きやすい問題を選ぶべきです。つまり、「こ
の問題を選択しよう!」と決めて臨むのは、リスク
が高いといえます。
幅広く勉強し、どの選択肢も選べるようにするとい
いですね。
言語の問題は、開発に携わっている人には難しくな
いと思いますが、あまりプログラミングの経験がな
い人はちょっと。
そんなわけで、昔はアセンブラ(CASL2という、
CPUとメモリのデータのやり取りを表すIPAオ
リジナル言語)一択だったのですが。
表計算の出現により、プログラミングの経験がない
人でもやりやすくなりました。ただ、LOOKUPやC
OUNTIF、SUMIF、INDEXに相当する処理があり、
易しいわけではありません。が、表計算ソフトの使
用経験がある人はこっちかもしれません。
対策・勉強法など
・山を張る戦略ではなく、幅広く勉強すること。
・午前はどの過去問も正答率90%以上を目指す。
・午後の対策は時間がかかる。午前が理解できてい
ないと午後は解けない。午後の苦戦を意識してい
る人は午前の勉強で基礎知識をしっかり習得する。
・選択問題は手広く選べるように準備する。
・アルゴリズムやソフトウエア開発は、実機で練習
をやってみると理解が進むよっ。
・アルゴリズムや言語は得手不得手がある。最低限
の得点は確保し、他で点数を稼ぐのも作戦。
以上でしたっ!