にしのクエスト2

情報処理技術者試験と資格学校講師の日常

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試験二日前から考える午後対策

西野です。秋の試験まであと2日間です。

この段階になると最後の総仕上げ。「基礎事項の反復」ってい
う感じですかね。

とはいえ、まだ午後問題の対策に苦慮されている皆さんも多い
のではと思い、ざっくりなアドバイスをかいてみました。

(高度分野を受ける方で)
・午後問題の穴埋めはできるが、記述ができない。
・何を書いていいのか途方に暮れる
・どう答えるのが正しいのかわからない。

こんな人対象です。

穴埋めができない人は基礎知識の習得に時間を使うべきでしょ
う。選択の仕方にもよりますが、穴埋めだけでも3割から4割
取れますので、これだけ完璧に出来るだけでもかなり、合格に
近づけます。

試験二日前から考える午後対策
高度は問題文中にヒントや、そのまんまの答えが実はある場合
が多いです。抜き出しのポイントとしては

15字以内で→ワンフレーズです
30字以内で→約1行程度です
50字以内で→1行を2箇所です

ただし、高度試験の場合はただ抜き出すだけではダメで、その
背景を説明する必要があります。

「XXXXであるから、XXXになる。」基本構文です。

「通信量が増加してしまう」ではダメで、「設定を参照するた
め通信量が増加してしまう」まで書かなければアウトです。

答える範囲としては
内容を書け・どのようにすべきか →設定など細かいところまで
どうしてか・理由を書け → 素朴に答えるべきです。

語尾は
理由を答えよ→・・・だから。
なぜか → ・・・であるから。
なにか → ・・・なこと。

ここから逆算しましょう!


勝ちパターンとしては「穴埋めはほぼできてる」状態にして、い
かに記述で「点数を稼ぐか」になります。満点ではなく、加点を
とればいいので、何も書かないよりは何か抜き出してでも書いた
ほうがいいと思います。

よくあるのは思い込みと深読みだ
よくあるのはセキュリティについて聞かれてないのに、セキュリ
ティの答えを書いてしまうパターン。


セキュリティの答えを書いて欲しければ問題文の中にその「前フ
リ」があります。なければ書いちゃダメです。それを深読みのし
過ぎといいます。

求められてることは問題文の中にしかありません。実務経験が時
としてそれを邪魔するんですよね。「このときはこういうトラブ
ルも可能性があるなあ」って。

可能性はあるんですけど、前フリがないからその答えは切らなき
ゃいけないです。そこが、記述の一番難しいところ。

さあ、今から過去問題3年分✕3周!いってみよう!